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朝はのんびりと朝食したり洗濯したりする。今日はトーレ湖までトレッキングする予定。昨日のフィッツロイを見に行くトレッキングでかなり満足してしまったため行けるところまで行って帰りたくなったら帰ることにした。地図の情報ではトーレ湖まで8.5km、2時間50分。そこから先の展望台へは1.9km、50分。こちらは山に雲がかかっていなければ行くかもというくらい。高低差は200mちょっとで大したアップダウンはないと言えるだろう。
 
昼食を買って出発と思ったが、すでに11時なのとお腹が空き始めていたためランチョ・グランデ(ホテル・カフェ・バス停を兼ねている)で食事をしてから出発することにした。12時に出発しても往復6~7時間なら明るい時間に余裕を持って帰ってこれる。11時30分出発。
 
風がなければ暖かい陽気なのだが町からいきなり強風。2日前の予報では風は穏やかと言っていたけど、さすがパタゴニア基本的に強風。しかし山に入っていくと風は弱くなり森の中はさらに穏やか。半袖Tシャツ1枚でちょうどいい。森の中は緑がきれいで癒しの森で森林浴といった感じ。トレッキングコースは軽いアップダウンを繰り返すがほとんど標高は上がらない。
 
トーレ湖を望む展望台に出る。今日の目的地トーレ湖の奥には氷河が見えていて、その向こうの山々には雲がかかっている。こちらから見える山はフィッツロイのようにみんなが目指す山ではないものの鋭く尖った3000m近い山々が連なっている。雲が取れれば相当の絶景なはずなので到着までに少しでも晴れてくれればよいが・・・。
 
トーレ湖が近づくとトレイルはフィッツロイ川沿いに出る。山から猛烈な風が吹き付けるようになった。トーレ湖まで登りあと少しというところからは昨日のフィッツロイを思い出すような強風。立ち止まるほどではないが体を力いっぱい前傾させていないと前に進めない。トーレ湖に14時50分到着。残念ながら山には厚い雲がかかったまま。湖から続く氷河と山の下のほうだけが見えている。湖には氷河から崩れた大きな氷の塊がいくつか強風で岸に吹き寄せられていた。
 
岩陰で風を避けつつ休憩。昨日のフィッツロイでもそうだったが訪れる人たちが風避けのために石を積んだ囲いがいくつかできていて、その中に入って昼食にしているグループもいる。ここからさらに2kmほど登りを進む道があり氷河と山を展望する場所があるらしいが、山は見えていないし強風でさらに登るのも大変なのでここから引き返すことにした。15時10分撤収。
 
帰りはせっせと歩き時々山が見えるようにならないかと後ろを振り返るが、ますます黒い雲に覆われ最後まで山を見ることはできなかった。17時30分にチャルテンに到着。ホテルに戻らずそのまま少し早い夕食へ。1日目、2日目と行ったお気に入りのお店ではなくパンゲアという大きなレストランへ行く。とても上品なお店でもちろん悪くなかったけど、やっぱり昨日の名前も見ずに入った豪快な食堂のほうが自分に合っている気がする。
 
ホテルに戻り明日は7時にホテルを出発しバスターミナル7時30分発のバスでカラファテに行くと言うと、ホテルの近くのランチョ・グランデから7時に出るバスが7時30分にバスターミナルを経由してカラファテに行くとのこと。チャルテンに来るときにランチョ・グランデまで行くと聞いていたバスがターミナル止まりだったりしたので、少々心配ではある。何より持っているチケットに印刷されているのが「ターミナル7:30」だし。しかし、せっかくのアドバイスなので7時にランチョ・グランデに立ち寄りバスがいなければターミナルまで歩いて行くつもりにしておく。ターミナルまで歩いても15分程度で行けるから、すぐに判断すれば間に合う。
 
寝る前にフィッツロイトレッキングのレポートを書き始めたら午前2時を過ぎてしまった。レポートを書くのは時間がかかるものだが記憶が新鮮なうちに書いておく意義もあるので大雑把でも旅の途中に書いている。明日は移動日かつカラファテについても何もすることがないので寝不足でも大丈夫だろう。
 
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今日は気合の入るフィッツロイトレッキング。昨日聞いた天気情報ではフィッツロイ日和ということだし楽しみ。8時にオープンするホテルの近くの店でエンパナーダを昼食に買って即出発と考えていたが、少し準備が遅れてトレッキングコースに入るのは9時ごろになってしまった。フィッツロイを見るには少しでも長く現地に滞在して粘ることも必要と思っているので気持ちが焦ってしまう。
 
今日のコースは購入した地図によると目的地のログ・トレス湖までは片道12.4km、コースタイムは4時間15分。町からの標高差は740mほど。フィッツロイは標高3405mだが、目的地のログ・トレス湖は標高1170mである。帰りは3時間くらいだろう。日没の21時ごろまでに町に戻ればよいと考えると現地に滞在可能な時間は4時間ほどか。フィッツロイが姿を現すのを待つという状況になってもよいように食べ物と飲み物は十分に用意してある。
 
今日の天気予報は晴れなのに、ときどき小雨が降るし、フィッツロイの方向は雲の中だし、本当に見えるのかなと思いながら歩く。それでも途中にいくつかある展望台に到着するたびに少しずつフィッツロイのシルエットが見えるようになってきた。今日のコースは地図上では一見前半は平坦なのだが、等高線間隔が50mでずっと緩い登りだった。しかし帰りは足の負担なくペースアップして帰って来れそう。コースはとても歩きやすく整備されています。案内看板も多く道に悩むこともありませんでした。
 
歩いていると他のトレッカーにも時々出会います。しかしこれほど絶景トレイルなのに日本に比べると歩いている人がとても少ない。一応土曜日で休日ですが近くに大都市があるわけでもなく、アルゼンチン人にとっても簡単には来れない場所なのかもしれません。すれ違うときには挨拶を交わすことが多いです。スペイン語の人は「オラ!」英語の人は「ハロー!」または「ハイ!」ですね。といっても人を見ただけでは、スペイン語の人か英語の人かわからないし、この場所自体がスペイン語なので英語の人も現地に合わせて「オラ!」と挨拶したりしているのでよくわかりません。たまになぜかこちらを日本人と認識して「こんにちは!」とか「バンザイ!」とか言ってくる人もいます(笑)だいたい海外では中国人が多数派なので、特にエジプトのレースに行ったときは「ニーハオ!」と話しかけられていましたが。途中で1人だけ日本人に会いました。
 
ログ・トレス湖への急な登りの手前にあるキャンプ場(C.B.Poincenot)を過ぎたところで外人さん(という表現が適切かわからないが)のグループが地図を持って悩んでいた。踏み後の分岐がありログ・トレス湖の方向がわからなくなっているようだ。「ログ・トレスに行きますか?」と話しかけられ一緒に地図を見ると等高線の情報が入っていない地図を持っていて道の曲がりの書かれ方が少し変かな?それでトレッキングコースの進む方向と違う方向に伸びる踏み後(コースには見えない)に惑わされている。等高線の入っている地図とコンパスを見せて進むべき道を「こっち」と教える。お役に立ててよかった。
 
ログ・トレス湖に向かって登り始めたところで休憩所のような屋根が設置されていて道が分岐している。左の道はトイレのマークが書かれていたので右へ行くと「クライマーオンリー」との看板。後ろから人ついて来てしまっていたけど「我々はクライマーじゃないよな」と分岐まで戻る(他の人たちも一緒に戻った)。トイレの矢印の方向の道が踏み後レベルではなく整備されているようなので、きっとこれはトレイルの脇にトイレがあるということで、こちらがメインの道だと判断する。
 
キャンプ地の周辺にはトイレが設置されていて外見は日本でも使われている仮設トイレなのだが中には深い穴が掘られているだけなので、ある程度埋まったら土に埋められるようだ。やっぱりパタゴニアの中でもメジャーな場所とはいえ、そんなに気楽に来れる場所ではないのだろう。大勢の人が来る場所ではこのようなトイレの処理方法では成り立たないと思う。
 
ログ・トレス湖への急な登りは割と平坦なトレイルに慣れた体にはきつく感じる。しかし標高差も大したことないし日本の山で言ったらちょっとした丘のレベル。高度を上げると風がだんだん強くなってきた。フィッツロイに近づいたためフィッツロイ自体は見えなくなり急斜面の地面を見ながらゆっくり登る。
 
急な登りを登り切ると目に飛び込んでくるフィッツロイ。見事に晴れている!そして風がとんでもなく強い。ログ・トレス湖はもう一段登ったところにあり、まだ湖自体は見えない。強風に煽られながらじりじりと前進する。風が強くなると普通に立っていられないため身近な岩にしがみついて姿勢を低くし風が弱まるのを待つ。風の強さにはリズムがあり定期的に弱まるため、その隙を狙って次に休めそうな岩があるところまで進む。れなっちが「もう降りる!」と泣き言を言うが目の前に絶景スポットがあるのに降ろしてしまっては後悔が残るだろう。注意すれば危険とまでは感じないため、れなっちの荷物を自分が持ち自分が動くときにすぐ後ろについてくるように指示して無理やり連れて行く(笑)
 
登りきってログ・トレス湖の近くへ行くと少し風が弱くなった。最後の一段の登り区間が最も強風なようだ。ログ・トレス湖は少し地形がへこんだ中にあるため多少は風を避けれるのだろう。ログ・トレス湖は湖というよりも池に近い印象。フィッツロイから滑り落ちた氷河(雪?)が解けて水がたまった感じ。まだ夏の始まりだからか湖の表面は一部が氷、一度が流氷のようなもので覆われている。到着時間は13時50分。
 
フィッツロイの写真を撮ったり、自分も入って写真を撮ったりする。歩けるレベルではあるが強風であることには変わりない。あまりのんびりと滞在することはできなさそうだ。セルフタイマーでの写真撮影もしてみたが何度か風に煽られて三脚が倒れてしまった。このログ・トレス湖からフィッツロイを見るとまるで目の前にそびえているように見えるのだが、実はフィッツロイとの標高差はまだ2235mもあり距離も5kmほどは離れている。垂直に切り立った独特の形が目の前にある錯覚をおこしているのだろう。そういえば昨日の夜、チャルテンから見えたフィッツロイは町の裏山のような感じで見えたのだが、実は距離は15km以上、標高差は3000mもある。日本で言えば河口湖から富士山を見ているようなものである。
 
15時10分下山開始。意外と長く滞在していた。逃げるように下山する。強風領域を通り過ぎてからほっと一息つく。時々背後からバリバリと雷のような音がするがこれは風の音だ。振り返ると巻き上げられた砂や雪で風が目で見えるという恐ろしさである。この時間になってもまだ登っていく人はいる。彼らは今日中にチャルテンに帰るのか(日没が21時なので可能ではある)。それともキャンプだろうか。
 
キャンプ場まで戻ってフィッツロイを振り返ると黒っぽい雲がかかって恐ろしい雰囲気になっていた。自分達が滞在していた時間帯だけバックに青空が見えていてよいタイミングだたようだ。キャンプ場は行きに通ったときは数張りのテントしかなかったが、テントも増えて賑やかになってきていた。
 
帰りは一部登りもあるものの快適に飛ばす(歩きで)。時々フィッツロイを振り返ると時間の経過と共に雲の中に姿を隠していった。頭上には雨を降らすような雲はかかっていないのだが、時々雨が降ってくる。この雨はフィッツロイから風で飛ばされてくるのだろうか。日が差しているのに雨が降っているという状況がよくある。そのおかげか町が近くなってきたころきれいな虹が見えた。18時40分下山完了。フィッツロイに会うという目的を果たせ満足度100%だった。
 
夕食は昨日と同じレストランで食事。昨日のスパゲティとピザがとてもおいしかったため調子に乗ってチキンを注文したら、やっぱり大きな塊の肉は重かった。アルゼンチンの食事と言えば肉!というくらいらしいのだが、どうも肉は量も味もいまいちなじめない。チャルテンでの大きな目標を達成してしまったため、明日はホテルでごろごろしていてもいいくらいの気分だが、朝はのんびり準備して今日とは別のメジャーなトレッキングコースらしいトーレ湖へ行こうと思う。
 
明け方、窓の外に南十字星が見えた。
 
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朝6時半に起きて朝食。荷物をまとめて7時35分に宮里インを出る。とてもいい天気。今日は昼にはチャルテンに到着するのでもし現地に到着して天気がよければホテルにチェックインしてすぐにトレッキングに出かけてしまうつもりだ。雲がかかってなかなか姿を見せないというフィッツロイに対面したいため、少しでも可能性が高くなるように動きたい。朝早く人の気配がほとんどない市街地を通り抜けバスターミナルへ。7時50分到着。バスは8時なので少し時間に余裕を持ったつもりだったが・・・。
 
バスターミナルの係員に宮里インでバスの予約をしてもらった紙を渡すと「これはバウチャーだから中の窓口で発券してもらってこい」とのこと。建物の中に入りそれっぽい窓口にバウチャーを出すと「向こうの窓口だ」と指さされそちらには数人の列ができている。出発時間に余裕がないため若干あわてつつ列に並ぶ、しかし自分の番が来ると「これはこの窓口ではない」と。窓口は3つオープンしていたため最後に行っていない窓口へ。すると窓口が無人になっている。若干いらいらしながら待って8時ちょうどくらいに係員登場。ぎりぎり間に合ったような気がするとほっとしたが、チケットの発券はこの窓口でよいようだが「隣の窓口でパスポートをチェックしてもらってから戻ってくるように」と最初に行った窓口へ戻される。言葉がよくわからずに突撃している自分に落ち度があるとはいえ、最初に行った窓口が手続きの最初っぽいので、最初になんとかならなかったのかーと思う。隣の窓口にパスポートを出しつつ8時を過ぎてしまったので、手続きは進めてもらいつつ一度バスの場所に行き「発券してもらっているから待っていてくれ」と伝える。無事に発券されて乗車。セーフ!!
 
そこからは快適なバスの旅。チャルテンまでは220km程度なので3時間くらいで到着するかな。のんびり外の景色を見るが町を出ると砂漠っぽい景色のままほとんど変化しない。一応植物はあるので砂漠というわけではないかもしれないが背の低い植物が地面に寝そべっている感じなので、降水量は少なく砂漠系の植物が生えているのだと思われる。
 
バスは途中でドライブインのような場所に寄る。荒野の中に突如カフェ兼トイレの建物が現れた感じで屋根には「HOTEL LA LEONA」と書かれているが宿泊できるのかはわからない(需要があるかもわからない)。他に通りかかるバスも必ずここに立ち寄ってトイレ休憩を取っているようだ。ここにはさまざまな都市への「あと何キロ」の標識があり東京も書かれていた。ここに札がある中では東京が一番遠く21041km。2番目の都市が14912kmなので圧倒的に遠い(2番目の都市はたぶんエルサレム、JERUSALEMと書かれている)。パタゴニアから見ると日本は相当世界の果てなのだろう。10分間の休憩の後出発。
 
熟睡してしまい気がつくとバスは停車。国立公園の管理事務所らしい。乗っている人が手ぶらで続々と降りて管理事務所のような建物に入っていくのでついて行って様子を見る。おそらく現在地はチャルテンの町の近く、あるいは到着したと思われる。管理事務所の中はパタゴニアの自然についてのちょっとした資料館のようになっている。ここを見学させるためにバスが止まったのかトイレ休憩なのか判断つかないが特別なこと(国立公園の入場料が発生するとか)はなさそうなのでバスに戻って待つ。管理事務所から帰ってきた人々がみんなパンフレットのようなものを持っていて見ていると中は地図になっているようだ。あれは入手しておきたかったなと思う。しばらくしてバスが動き出す。すぐにチャルテンのバスターミナルへ到着。さきほどの事務所は町の入口だった。
 
バスターミナルでみんな下車していくが自分は宮里インから「バスターミナルでは降りず、その先のランチョ・グランデに行くと次のホテルの人が迎えに来ている」と聞いている。しかし一応バスから降りて運転手に「このバスはランチョ・グランデに行くか?」と聞いたところ、このバスはここが終点でランチョ・グランデに行くならタクシーで行けと言う。すぐにタクシーの人がやってきて20ペソだと言うのでおとなしくタクシーで行くことにする。大した距離もなくすぐに数分で到着。案内されたランチョ・グランデはホテル&カフェのような場所だったので「バス停に行きたいんだ」と伝えると「ここで間違いない」とのこと。こちらのバス停は明確にバスが来るとわからないような場合も多いのでとりあえずはここでOKなんだろう。しかし迎えに来ている人とはどのように会えばいいのか。タクシーならばホテルに直接行ってしまったほうが確実だったのだが。
 
宮里インのオーナーからはホテル(POSADA EL BARRANCO)はランチョ・グランデから150mくらいと聞いているし、周辺には建物もそんなに多くはないので迎えの人に会えなければ、適当に歩き回れば見つけることはできそう。気を取り直してカフェで食事をしながら様子を伺うことにする。建物の外にバスが止まった。ホテルから迎えが来ていればこのバスに合わせて来ているかもしれない。急いで外に飛び出すと、先ほどまでカフェにいたおじさんがバスを覗き込んでから戻ってきた。カフェに戻りれなっちに「もしかしてあのおじさん」と言うとれなっちが話をしに行ってくれた。
 
れなっちは会社業務で英語の勉強を必須にされていて短期留学もしたのだが、実は自分と大して英語力は変わらないらしい?(笑)ただヒアリング(と文法も)に関しては短期留学の威力があるのできちんと会話しなくてはいけないときは大助かりだ。正確には英語力全てについて自分よりは全然上なのだけど、私はさすがに砂漠旅行5回目なので突撃してなんとかするとか、行動パターンや話す内容がある程度決まっているので、場数の違いで戦力になれているというのが本当のところ。
 
おじさんはホテルのお迎えだということが判明したが、カフェで注文したハンバーガーが来てしまったので食べている間待ってもらう。おじさんもバスにいなかったのをやばいと思ったのか、会えてほっとした様子でにこにこしていた。お互いにまさかバスが来る前からカフェで近くの席に座っている人が待ち人だったとは!と思っていたことだろう。
 
無事にホテルにチェックインし、さっそく出かける。風が強く時々雨がぱらついているが、とりあえず今日のうちに町の様子を把握し地図を入手しておきたい。バスが到着したときに国立公園の管理事務所で配っていたパンフレットが気になるので散策しつつ管理事務所を目指す。
 
管理事務所に入ると壁に天気予報のようなものが張ってある。紙には日時と風速や気圧などの数値が書いてあるがいまいちどう読むのかわからない。れなっちと辞書片手に「あーだこーだ」やっていると事務所の係員が説明しましょうかと声をかけてくれた。明日の天気は「晴れ・強風」、明後日は「ときどき晴れ・微風」らしい。明日はたぶんフィッツロイを見ることができるよいコンディション、ただし風が強いので登山道は気をつけてということだった。言葉通りならなかなか見れないというフィッツロイが明日好条件になるというのはラッキーだ。地図はここではもらえないようだ。バスで到着したときのみもらえるのか?仕方ないから帰りにお店でトレッキング地図を買っていこうと思う。
 
滞在期間中で今日が最も天気が悪そうなので、管理事務所のそばにあるトレッキングコースをたどってみることにする。エル・チャルテンの町を見下ろす丘に登るくらいの短距離・短時間のトレッキングである。ゆるい傾斜を登り少しずつ標高を上げる。30分程度で丘の上に出ると風が非常に強い。風に向かってまっすぐ立っていられないくらい。とりあえず町を見下ろせる場所まで行って町の全景を見る。バスターミナルが町の南側の入口で、宿泊するホテルは町の北の端に近い。ホテルからバスターミナルは写真を撮りながら歩いて15分程度だったから町の全長はぜいぜい1kmくらいということになる。どこが中心部かわからないくらいの小さな町である。
 
チャルテンの町と反対方向に向かうトレイルの分岐があったためそちらへ向かう。丘と丘の間を抜けて町と反対の南側の展望が開けている場所に出た。チャルテン側は曇っていて時々雨が落ちてくるが、徒歩30分くらいのこちら側は晴れていて遠くまで見渡せる。元来た道を引き返し町に帰っていくとだんだん雲が取れて日が差してきていた。天気が回復して人も外に出始めたようだ。大きなザックを背負ったトレッカーの姿が多くなっている。日没が遅い(21時ごろ)ため、動き出しが遅くても近場のトレッキングならできるため動き出したのだろうか。
 
自分は明日のフィッツロイトレッキングに集中するため今日は時間は早いが宿に帰って旅の記録でもつけることにする。16時30分ごろホテル戻り。20時30分ごろ夕食に出かける。ふとフィッツロイの方角を見ると雲が薄くなってシルエットがぼんやり浮かび上がっているような気がする。夕食はスパゲッティとピザとサラダ。バターのスパゲティがとてもおいしい。ボリュームもあるがおいしいのでがんばって完食。値段も2人で155ペソと満足度に対するコストパフォーマンスはよい。
 
大満足で店を出るとフィッツロイがどーんと見えている!見るのが難しいと言われている山がこれほどあっさりとクリアに見えるのは幸運!町からこんなに大きく見えるとは!と興奮して写真を撮る。町の入口の看板の後ろにフィッツロイが見えるように写真撮れるはずと町の入口まで行く。日没の時間を過ぎ暗くなっていく中ではあるが迫力あるフィッツロイの雄姿を楽しむことができた。これは明日のトレッキングが楽しみだ。
 
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朝は適当に起きてのんびりと朝食にする。今日はウシュアイアで過ごす最後の1日(明日は移動日)。11時ごろ上野山荘を出発してフエゴ国立公園へ向かう。あいかわらず朝は天気が悪いのだが、今日は最終日なのでどんな天気でもフエゴ国立公園には行こうと思っていた。特にラパタイアのアラスカから続く道の最南端には必ず行っておきたい。
 
セントロまで歩いていき郵便局で絵葉書を投函。そしてタクシーでラパタイアを目指す。タクシー代260ペソ(5000円くらいか)。今日のメンバーは、私、れなっち、ひろっち、武石さんの4人。4人もいればバスではなくタクシーでも1人あたりの金額はバスと変わらないくらいになる。国立公園のゲートで1人85ペソを支払いタクシーでさらに先へ進む。トレッキング道の起点のような場所でタクシーは停止。ここから道の最南端までは3kmほどだろうか。周囲は緑が豊富で標高1000mほどの山々に囲まれている。標高1000mとはいっても中腹あたりが森林限界でそれより上には雪がついているためかなりの高山に来た気分になる。広々とした壮大なスケールに「これがパタゴニアかー」と思った。
 
12時40分にトレッキング開始。トレイルはよく整備されていて歩きやすい。未舗装でバスがすれ違えるくらいの幅の国道3号線(ウシュアイア市街地の少し先までは舗装されている)と合流したり分かれたりしながら細いトレイルが続いていく。写真を撮りながらのんびり歩いていると、他の3人はさっさと目的地まで行きたかったらしく終始だいぶ先行して自分は最後尾からついていく。国道3号線の最南端へは思ったよりも時間がかかり14時ごろ到着。看板には「ブエノスアイレスまで3079km、アラスカまで17848km」と記載がある。
 
国道終点の看板の先は遊歩道が整備されている。軽く1周だけしてトレッキング道の起点に戻ることにする。途中でトレッキング地図を見ると道がチリの国境に伸びてそこで消えているのでチリとの国境には何があるのかとトレイルをたどってみたが国境直前で道がなくなり藪になってしまったため断念した。おそらく100~200mくらいまでは迫ったと思うのだが。元の場所に戻ってきたのが15時30分。意外と時間がかかって疲れてしまったため、当初の予定していたロカ湖へのトレイルと時間があれば行こうと思っていた海沿いのトレイルを世界の果て号(観光列車)の終着駅まで歩いてしまおうという計画はなしにした。ロカ湖へのトレイルこそ、そのまま進めばチリとの国境にたどり着けるのだが(チリ入国は不可)。
 
バス発着場にあるカフェで休憩。エンパナーダ2つ(20ペソ)とコーラ(18ペソ、高い!)を食べる。バスは16時30分に来るらしいためトレッキングはここで終えてバスで帰ることにする。やってきたバスに乗り込むが出発したバスはウシュアイア方面ではなく元来たトレッキングコースのほうへ戻っていく。国立公園内を巡回してお客さんを集めたあとウシュアイアに向かうらしい。けっきょく国道最南端まで戻ってしまいバスはしばらく停車。乗ってきたお客さんは外に出て写真撮ったりしていて運転手さんに「写真撮りに行かないのか?」と言われたがさっき来たのでバスの中で出発を待つ。それからバスはウシュアイアのセントロへ向かう。疲れていたので眠ってしまい気がついたらウシュアイアに戻っていた。(バス代50ペソ)
 
ここで、ひろっち、武石さんと別れ、れなっちとセントロ散策へ。あとから行こうと思っていたアイスクリーム屋に行く。こちらではアイスクリームを買うときはカップの大きさを選んでお金を払ってからアイスクリームを入れる係の人にどれがほしいか伝える仕組みになっている。一休みしたあと土産物を見に行く。土産物店はセントロに来るたびに除いているが、いまいちこれというものがない。南極マグカップだけ買う。砂漠レースに行くたびに、お土産にマグカップを買って砂漠マグカップシリーズにしているのでマグカップだけは必ず買う。
 
セントロから歩いてLAスーパーに行き今夜と明日の朝食を買う。21時過ぎに上野山荘へ帰宅。明日は移動日でカラファテに向かう。空港まではタクシーで行ってしまうためウシュアイアの町を歩くのはこれで最後。日程にゆとりを持ってのんびり滞在した町なので少々寂しい。LAスーパー&ショッピングモールには毎日通っていたしなー。
 
■ドレーク海峡1日目
 
目が覚めると船はドレーク海峡に入っていてゆらゆらと揺れている。7時ごろ暇なのでデッキに上がってみるが何も見えず、揺れていて疲れるので部屋に戻る。8時にウェイクアップコール。8時半から朝食ビュッフェ。食べ始めると早くも食欲が落ちているのがわかる。念のため昨日の夜から酔い止めの薬は飲んでいる。特にやることがないためベッドにごろごろしてから、本格的に荒れる前にシャワーを浴びておくことにする。立っているとゆらゆらするため床に座ってシャワー。それでも相当疲れた。がんばって体を拭いてベッドに倒れこむ。船はだいぶ大きく揺れるようになってきた。
 
12時にランチの放送が入るがシャワーを浴びて疲れてしまったので食事はせずに寝ている。吐くほどにはならないが体を起こしていると非常に疲れて一度に行動できるのは数分間。用事を済ますために急いで動いたらしばらくベッドに倒れて休む感じ。気合を入れて三脚にカメラを設置し窓の外の荒れ具合を動画撮影してみる。景色が空だけになったり海だけになったり大変だ。ただ動きはゆっくりなので物が滑ったり飛んでいったりということはない。
 
19時にディナーの放送。席に着くとウェイターが来てOption1, 2, ベジタリアンを聞いて行くのだが、その後食事が出てくるまで数十分を要するため席に座って待つのが辛い。おそらく料理の準備にもたもたしているのではなく優雅な船旅(世間一般的には南極クルーズは富裕層の娯楽であろう)なので、食べるだけではなく会話を楽しむとかそういう意味で流れがゆっくりなのだろう。
 
しかし数分起き上がっていると気持ち悪くなってしまう現在の状況でこれは致命傷。ようやく料理が出てきたが、ひろっちは大きな肉の塊を見て「無理」と部屋に帰ってしまった。自分は休み休みなんとか3分の2程度を食べてリタイア。かなり辛い状況ではあるが、話に聞く壁が床になる勢いで揺れたり、フォークやナイフが飛んでいって壁際に集まっていたりということはないのでドレーク海峡にしてはおとなしいほうなのかもしれない。
 
夕食の後はやることもないので寝る。やることがあったとしても気持ち悪くて起きていられない。
 
■ドレーク海峡2日目
 
部屋についているモニターに船の現在地が映し出されている。だいぶキングジョージ島が近くなってきた。今日明るいうち(23時ごろまで明るいのだが)には到着するだろう。海の少し穏やかになってきたような気がする。しかし一度不調になると簡単には回復しないのか、一度に数分しか行動できないことに変わりはない。
 
8時30分から朝食。がんばって卵とコーヒーのみをなんとか食べる。パンはジップロックに入れて部屋へ持ち帰る。明日はステージ1の100kmが待っているため少しずつでも食べておかなければいけない。10時からラウンジで南極上陸についてのブリーフィング。必ず聞いておかなければいけないが少しの間体を起こしていると変な汗をかいて具合が悪くなってくるので15分で撤収する。
 
11時30分。南極上陸時にアウターに着そうなウェアを掃除機で掃除するように指示がある。よその土地の種子を南極に持ち込まないようにするためだ。このほか上陸前と船に帰ってきたときには必ずシューズの裏面を消毒液につけてブラシでこすらなければいけない。
 
13時にランチの召集。起き上がると気持ち悪いのでパス。朝食のときにジップロックに入れて持ち帰ったパンを食べる。ダイエットにはなりそうだけど明日100km走るというのは不安だ。ひろっちはランチには行ったが食べられずスープだけ飲んで帰ってきた。
 
14時30分。レンタルのブーツを取りに来るように放送が入る。ゾディアックに乗るときにはこのブーツを履く。最初ひとまわり大きいサイズを出してもらったが試着すると緩かったためワンサイズ小さいものと交換してもらう。
 
16時からレストランで明日のレースについてブリーフィング。ウェイクアップコールはないが5時ごろ起床して5時30分から朝食をとり6時30分にはレースの準備を済ませ出発できるようにしておくようにとのこと。レースは7時30分スタート、20時30分カットオフ予定で、コースは14kmの8の字ループ(8の字と行っても折り返しのため後ろのランナーと対面ですれ違うようになる)で時間内に何周できたかが競技結果になる。12時から13時の1時間はランチタイムでベースキャンプではお湯が提供されるとのこと。また行動食はドライフルーツ、肉、種子(ナッツなど)は不可とのことで、これはかなりの選手が行動食の制限を受けたようだ。こういう情報は事前に出しておいてほしいものである。幸い自分の行動食はジェルとグミだったため用意したものをそのまま使えた。トイレはベースキャンプに用意するが途中で我慢できなくなった場合は絶対に途中で用を足せないためビニール袋で持ち帰るようにと黒いビニール袋が配布された。
 
部屋で明日のレース装備をまとめていると、またもブリーフィングの呼び出し。今度はラウンジで観光客も含め明日の動きの確認をおこなう。自分の場合は英語の聞き取りがほとんどできていないので、出席してもけっきょくわかる人に「何か重要なことはありましたか?」と聞くことになるのだが。
 
19時からディナー。今日は午後からほとんど船が揺れなくなったこともあり食欲は戻った。食事のあとレースの準備、シャワー、洗濯をして24時に就寝。今日は準備で寝るのが遅くなったけれど航海中はほとんど寝たきりなので睡眠不足の心配はない。最後の砂漠レースがいよいよ始まるけれど、いまいち盛り上がりに欠けているような気がする。(ブリーフィングの呼び出しが多すぎるせいかもしれない)
 
朝食は前日スーパーで買ってきたステーキ肉を宍戸さんが調理してみんなで食べる。宍戸さんは消防士で勤務中に当番で隊員の食事を作ったりするので調理は手馴れたものだ。レースの集合はサンマルティン通りのホテル(Los Naranjos Hotel)に14時のため荷物は上野山荘に置いたまま身軽に出かける。たくさんの土産物店、アウトドア用品店、飲食店が立ち並ぶサンマルティン通りを歩き回って買い物をする。土産物屋で絵葉書とワッペン、郵便局で切手を買った。絵葉書と切手は南極半島の基地で郵便を出せる場所があり宍戸さんに「ぜひ出すべきだ」と言われ4枚分買ったが住所など持ってきていないため出せる先は実家などかなり限られる。
 
メインストリートを歩いていると南極レースに出場する選手たちも集まっているため出場者に出会ったりもする。喫茶店の窓側の席にアリがいるのを見つけた。昼食はジャンクフードではなく洒落たイタリアンっぽいお店へ入る。1人でふらふらしていた数日は、きちんとしたお店に入っても落ち着かないときちんとしたお店に入っていない。店の入口隣のガラス張りになっている場所で巨大な肉を焼いていたのでみんなは肉料理を注文したが、自分はシーフードパスタ。ウシュアイアは海産物の豊富なようでカニの絵が描いてあるお店も何件かある。シーフードパスタはほぼシーフードの山で下のほうにわずかにパスタが敷いてあるような状態だった。パスタという感じはしなかったが山盛りのシーフードに満足。味付けも口に合った。
 
タクシー2台に2人ずつ乗って上野山荘へ荷物をピックアップしに戻る。上野山荘前で集合写真を撮る。ここで武石さんとひろっちはペンギンスーツに着替える。レース集合のホテルに到着しホテルの入口に止まっているトラックにスーツケースの荷物を預ける。ペンギンスーツの武石さんとひろっちは早くも大人気でいろんな人に一緒に写真を撮ってくれと言われている。ペンギンスーツの威力は絶大だが、誰でも思いつきそうなのに海外の選手にはペンギンコスプレがいないのが意外だった。手荷物のみの状態でホテルの地下の大きな部屋に入りブリーフィングがおこなわれる。今日のこれからの流れが説明されたはずだが、あまりよくわからなかったのでみんなの後に付いていけば大丈夫だな。The Last Desertのダウンジャケット、選手紹介の冊子、ビブが配布される。ダウンジャケットが配布されるなら義務装備のダウンジャケットは実は購入する必要がなかったのでは・・・。(実際イベント中には配布されたジャケットしか使わなかった)
 
15時半ごろ一度解散になり各自船まで歩いて行くようだ。ひろっちと2人でもたもたしていたら、他の選手達はさっさと行ってしまったのかほとんど関係者が見当たらなくなってしまったので駆け足で桟橋のゲートへ行く。この時点で船の名前もまだわかってなくどこに行けばよいのかもわかっていなかったので(英語の説明が聞き取れていなかったので)ゲート付近で南極レース参加者っぽい人を見つけて後をついて行くしかない。乗船する桟橋へは小さな小屋でパスポートを見せて船の乗客リストと照合してもらい荷物検査を通って入る。システムがよくわからなかったので(そして船の名前もわからないので)前の人と同じだと言ってチェックしてもらい通過する。
 
船に乗って部屋の鍵をもらい割り当てられた部屋に入る。自分はひろっちと2人部屋。シャワーもついていて快適そうな部屋だ。これから10日ほどこの部屋で過ごすことになる。さっそくラウンジに乗客が集められ船内生活についての説明が始まる。船の乗客は南極レース関係者が70名ほどと、一般観光客20名ほどである。説明が終わって部屋に戻るとすぐに次の呼び出しがあり今度は避難訓練。各部屋から脱出時用のライフジャケットを持ち出して救命ボートに避難する経路を確認する(数日後には救命ボートにどうやって行くのかすっかり忘れた)。部屋には脱出用のオレンジのライフジャケットのほかに上陸時ゾディアックに乗るときに使う黒い簡易のライフジャケットも装備されている。
 
避難訓練が終わり部屋に戻ると、またもラウンジへの呼び出し。まったく落ち着く時間がない。どうやら出港のセレモニーらしくシャンパンのグラスが配られている。自分はシャンパン好きではないのでりんごジュースをもらう。船長のご挨拶が終わり乾杯したあと船が動き出す。いよいよ南極の旅の始まりだ。iPhoneの電源を入れてみるとデータローミングができたためメールで「出港なう!」とツイート。
 
20時から夕食。メニューはOption1(肉料理)、Option2(魚料理)、ベジタリアンの3種類から選べるようになっている。今日はOption2のシーフードパスタを選択。昼食と同じメニューになったがこちらはしっかりパスタでシーフードは上品に少量。自分は昼間レストランで食べたシーフード山盛りのほうが好みだったな。船はビーグル水道を滑るように移動していく。まだ内海なのでまったく揺れない。明日からはドレーク海峡「叫ぶ60度」が猛威を振るうのだろうか。
 
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レース終わってウシュアイアに戻って来ました。結果は総合4位、男性部門3位(女子優勝に負けちゃった)で立派なトロフィーをいただくことができました。100%満足な結果です。むしろ表彰に届くのは難しいと思っていたので予想以上のできすぎな結果とも言えます。レースは4ステージおこなわれ最初の2ステージがほぼ予定通りのロングステージ、残りの2ステージは天候に恵まれず時間を短縮しておこなわれました。上位陣はトップの1人がずば抜けた走力でしたが2位集団は力が接近していたため、2~3時間の短縮ステージでは集団が固まったまま差がつきません。そのため結果的に最初の2ステージで勝負が決まりました。
 
ステージ1は1周14kmのコースを12時間で何周できたかで成績を競いました。序盤から3番手で走っていましたが、そのペースで12時間押し切るのは少々辛いかもしれないと感じていました。60kmほどまでは3番手でしたが筋肉の疲労に加えて胃が気持ち悪くなりスタッフのいる折り返し地点で少し横になったり(寒いですが!)休み休み進みました。結果上位には少し遅れを取った5位タイの走行距離で終了しました。この時点で5位タイには8人が並んでいます。
 
ステージ2は1周3.2kmのコースで8時間半のレースになりました。初日に比べて急なアップダウンが含まれるコースでした。抑えめのペースで一度も足を止めることなく走りきりこの日トップの周回数を記録しました。ステージ1でうまく走れた選手達は疲れが残っていたのか予想以上に周回差をつけることができ総合順位は4位に浮上。3位との差もだいぶ小さくなりました。この日はラスト1時間半くらいで持っていた行動食を食べきってしまい、ゴール後はハンガーノックで自力で動けず運ばれていきました(笑)記憶もところどころ飛んでいます。川内式フィニッシュということにしておいてください。
 
あとは短縮でおこなわれて順位に変動なく終わりました。上位陣も最初の2ステージでお互いの力がわかっているので、短縮ステージでは無理に前に出たりせず、おとなしく一緒に走って静かに終りました。
 
最終日はけっきょく短縮でおこなわれましたが当日朝までは8時間でおこなわれることになっていたため、そこで上位陣が全力でぶつかったらまた順位に変動もあったと思います。(レースとしては非常におもしろい)
しかし正直なところ、私は男子3位で表彰対象になっていたのでレース予定地が吹雪で船が上陸可能地点を探して迷走している間少しだけラッキーと思ってしまいました。前に追いつく可能性よりも後ろに追いつかれる可能性のほうが多く残っていて、競技時間が短くなればなるほど確実に逃げ切れるためです。若干消極的にはなっていましたが、ここまできたら何とかして男子3位のトロフィーを持ち帰りたいと考えていました。
 
表彰式は足震えました。これは痺れます!
 
景色はほんとうに素晴らしかったです。レースはなかなか予定通りに開催されませんでしたが、上陸できなかった日はなくレースする時間は確保できなかったがペンギンのコロニーに観光として上陸などたっぷり遊ぶことができました。ペンギンスーツを着てペンギンたちのいるところで南極かき氷もおこない遊びつくしました。
 
ウシュアイアの上野山荘に帰ってきたらNHKのニュースで南極レースの映像流れたよーと言われました。どんなニュースだったのか気になります。(小野さんが出場したアイスマラソンのほうかも)
 
最後に現地へ応援メッセージを送ってくださった皆様ありがとうございました。丁寧に読ませていただきました。本当に嬉しかったです!
 
20121121_1.jpg(写真)LAスーパーより。手前緑の丘の上あたりが上野山荘

朝は雨は上がっていた。窓の外を見ると町から少し上の山に雪が積もり白くなっている。早起きした人によると早朝は上野山荘の庭も雪で白くなったらしい。クラッカーとりんごジュースで簡単に朝食。近所の家に強盗が入ったとお知らせあり。
 
LAスーパーのフードコートでネットをした後、セントロのカメラ店(FOTO EDUARDOS)に一眼レフカメラを買いに行く。サンマルティン通りを歩いているとデモ隊がいた。何のデモかわからないけど昨日のストライキと関係があるのかな。
 
Pentaxが置いてあれば壊れてしまったK30のボディだけ買えるといいと思ったが残念ながらCononとNikonしかない。カメラ好きな知り合いにはCanon派が多いのでCanonのカタログを見せてほしいと聞いたが紙のカタログはなかった。Canonのカメラの金額を順に聞いていくと安いのでも10数万円と高い!
 
自分のカメラが壊れてしまったと自分のカメラを見せると店員さんが何人か集まってあれこれ見てくれたが、状況に変わりはなく「わからない」とのこと。そこで明日から南極ツアーに行くのに新しいカメラがほしい、できるだけ安く、コンパクトカメラは持っているから大きいので、とお願いしてお店にある一眼レフカメラで一番安いと出してもらったのがNikon D3100。値段はクレジットカード払いで5967ペソ。現金なら5600ペソくらいになるようでドル払いも可能だったが(1200ドルくらいだったので、おそらく銀行レートの1ドル=4.76ペソ換算)現金ドルで払うと手持ちの現金がペソしかなくなってしまうのでその選択はなし。レンズプロテクターも付けて6062ペソ。
 
ここまで来たら勢いで行くしかないので思い切って購入。今回の旅は今まで以上にお金に変えられないものになるから仕方がないね!1ドル=80円=4.76ペソの換算で10万円ちょっとかー。これって帰国するときにさらに税金かかるんじゃないかな。お店を出るときに超片言の英語から意図を読み取って根気強く対応してくれた店員さんに厚くお礼を言い握手する。
 
店を出ると初夏(たぶん)だというのにみぞれが降っていた。今日は寒いし風もあって雨やみぞれが降るし雲が低くて山がほとんど見えないので、時間があれば国立公園へと思っていたけれどやめておこう。南極終わってからも予定通りなら2日余裕があるので、その時でいいだろう。しばらくセントロを歩こうかと思ったが、買った一眼レフカメラのバッテリーは充電されてなく撮影できないので(初期設定はできた)一度上野山荘に帰って充電することにした。戻りながらLAスーパーに寄って昼食にする(ダブルチーズバーガーセット55ペソ)。

上野山荘に帰ると武石さんが到着していた。他の人は別の飛行機に振り替えられたとのこと。武石さんは直接ストライキの欠便には掛からなかったとのことだが、成田でエミレーツ航空の故障で成田に1泊、その後のスケジュールが大きく狂いドバイで1泊、ブエノスアイレスで1泊と長い道のりだったとのこと。宍戸さんが到着してから3人でショッピングモールへ行き軽く食事。ついでにネットでNikon D3100の日本国内の量販店の値段を調べると5万円程度。日本のほぼ2倍の金額で買ったことになる。晩ご飯の食材に肉の塊を買う。宍戸さんが料理の腕をふるってくれるようだ。
 
上野山荘でルミさんにカメラの値段の話をするとアルゼンチンは(電気製品は)税金が100%で、ウシュアイアはブエノスアイレスよりは安いが輸送コストもあるからやっぱり高くなるよねーという話だった。(後日談:帰国前のブエノスアイレスで同じ機種の値段を見たら136000円と驚愕のお値段)夜は上野山荘の他の旅人(バックパッカー)も巻き込んで最後の晩餐。ぎりぎり佐藤くんも到着しみんなで夕食を囲む。
 

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(写真1)上野山荘
(写真2)LAスーパー。オレンジの建物がショッピングモール。隣の低い建物が食品売り場。
(写真3)南極行きっぽい大型船
 
夜中はかなりの強風でカギがかかっていない窓が開いてしまうほどだった。夜が明けても風は強い。昨日1日歩き回って足も疲れているため今日はどうしようかと考えながら10時ごろになる。昨日の晩御飯のスパゲティーが残念な感じで肉を食べたいと思っていたので、LAスーパーのフードコートに食事をしに行き、それから時間と気力があれば国立公園に行ってみることにした。午前中に上野山荘には新たに3人のグループがやってきて宿泊者は全部で7人と少し賑やかな感じになった。
 
LAスーパーで、まずはコロンビアのお店に行きサンバイザーを購入。これで運動時に髪が目にかからないようにできる。3階のフードコートに行くと村上さんがいた。なぜセントロに宿泊しているのに郊外のお店に来ているのかちょっと不思議だが、ホテルの食事があまりおいしくなく、シャツを買いたくなったため出かけてきたらしい。セントロはお店はたくさんあるが日用品の調達には不向きなのかもしれない。それと何日かいて飽きてきたようだった。村上さんは南極に向けて体調を整えることに専念していて、どこかに出かけるような観光はしていないらしい。レースが終わったら国立公園には行ってみるつもりだと言う。
 
フードコートでは揚げた鶏肉の上に目玉焼きとフライドポテトが乗っているものを注文。パンと飲み物のセットで50ペソくらい。お店のお姉さんが「外人さんが来たっ!」ってことで何と案内したらいいかうろたえぶりが面白かった(笑)こちらも言葉わからなくて困ったり適当に突撃したりするけれど受け側のほうも大変だな。ネットがつながったのでtwitter/facebook/ブログの更新をする。いろいろやっているうちに13時を過ぎ、もしこれからセントロに行ってバスで国立公園に向かうと到着は15時近くにはなりそう。いくら日が長いとはいっても時間にゆとりがなさ過ぎかなと思い、セントロまでは行ってバス乗り場を確認だけはしておこうと思いセントロへ。
 
バス乗り場へ行ったがバスが2台とバン(個人タクシーか?)が止まっているが、行き先案内があるわけでもなく行くなら国立公園に行くか聞いて回って乗せてもらうしかなさそうだった。セントロのメインストリートを歩くと昨日に比べてオープンしている店が少ない。人通りも少ない。今日はゼネラルストライキで飛行機が飛ばず、バスもどのくらい運行されるかわからないと聞いていたが、その影響だろうか?それとも火曜日は定休日が多いのか。お店がたくさん並んでいる外れのほうにアイスクリームと軽食のお店があり、お店の外側に日本語でも「アイスクリーム」「食事」と書かれていた。ウシュアイアでは土産屋でもときどき日本語で商品名が書いてあったりもして日本人少ないと思うのになぜかなーと思う。
 
時間が中途半端であまり歩き回っても疲れてしまうので観光案内所のテーブルでここまでの旅の記録を書いてしまうことにした。旅先で何もしないでただそこにいる贅沢もほしいと思って早く現地入りしている部分もあるので毎日何かしなくてもよい。外国人夫婦が声をかけてきた。南極レースの参加者のSandyさんご夫妻だった。今日のウェアはサハラレースの参加賞で4Desertのロゴがプリントされているので声をかけてきたのだった。17時ごろまでブログを書いてから上野山荘のほうに戻る。
 
LAスーパーでブログをアップして晩御飯を買う。facebookに佐藤くんが「ブエノスアイレスでトラブル発生。今日ウシュアイアに到着できないかもしれない」と書いていた。やっぱりストライキで飛行機は飛ばないんだな。今日は(も?)手抜きでパンにハムとチーズを挟んであるものとりんごジュース。足りなかった場合または明日の朝食用にクラッカーを買っておく。LAスーパーから上野山荘までは未舗装の上り坂。ときどき車が砂埃を上げながら走ってくるため毎日出かけると服が砂埃まみれになる。今日はたいして動き回っていないけれど、服は全部洗わないとだめだな。18時ごろウシュアイアではまだ普通に昼間な雰囲気だが宿に帰宅し風呂・洗濯・食事を済ませてしまう。佐藤くんから宿に電話で「今日到着できません」と伝言が届いていた。
 
夜は同宿のトールさんの武勇伝を聞く。パラグアイで留守番のバイト?をしながら留守番が不要なときは旅に出るらしくほとんど日本に帰っていないようだ。あとアルゼンチンペソは本当は1ドル6ペソくらいで(国際的な評価?)、アルゼンチン国内で普通に両替すると今は1ドル=4.76ペソだが、アルゼンチンの外(トールさんによるとパラグアイ)で両替すると6ペソ以上らしい。だから宿代をドルで払うと1ドル=5.5ペソというのは得をしているわけでなく、むしろ普通の両替でかなり損をしているということらしい。そのため帰国時にペソが残らないように両替するのは鉄則だそうだ。
 
今日はたっぷり寝て明日は国立公園に行ってみよう。
夜中に目が覚めると激しく雨が降っていた、この天気が明日も続くようならまたお休みかな。ウシュアイアはこの2日の天気の傾向だと、夜は悪天候、昼間は全体的に曇りがち、昼ごろからしばらく青空が見えるというパターン。天気が悪いと思っていると急に晴れてきたりなかなか読めない。
 
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9時ごろ徒歩で上野山荘を出発。昨日宿に到着したときに教えてもらったLAスーパーの場所を確認しておく。上野山荘は住宅地の丘の上にあり近所には小さな個人商店があるだけで食材は丘を下りてLAスーパーに行く必要がある。そこから海沿いに西へ向かってセントロへ行く。上野山荘から30分くらいと意外と近かった。メインストリートを歩いてみるが10時ごろだとまだ営業していない店が多い。一般的な夕食の時間が21時くらいのこの場所では朝10時はまだ早朝なのかもしれない。
 
海岸沿いに空港方面へ散歩する。海を隔ててウシュアイアの町並みとその後ろに小ぶりアルプスのような山並みが見えている。昨日空港に到着したときも雲が多く時々日が差す程度の天気だったが、今日も同じ感じで山ははっきり見えるが時々ぱらぱらと雨が落ちてくる。この時期のウシュアイアはあまり晴れないとかだったら嫌だなと思う。入り江のようなところをぐるっと回って11時ごろセントロに戻るとお店も営業を開始していて交通量も多くなっていた。
 
土産物屋に入るとどこの観光地でもおなじみのものも多いが、やっぱり個人的に目を惹かれるのは南極のお土産。いろいろな種類のワッペンやカップなど書いてある文字も「Antarctica Expedition」「End of world」などちょっとかっこいい。買いたい気がするものがたくさんあるが今は荷物を増やすわけにはいかないため、どんなものがあるか把握しておくだけ。南極レースが終わってウシュアイアを去るときに買うか、おそらくその後のパタゴニアでもお土産はあるし、最後のブエノスアイレスでも空港でアルゼンチン全体のお土産があるだろうからウシュアイアでは厳選して買い物をしなければいけない。
 
ウシュアイアはパタゴニアトレッキングや南極ツアーの拠点になっている街で、メインストリートにはアウトドアウェアのお店も多い。ノースフェイスのお店には入ってみたが、それ以外にも知らないブランドのしかし明らかにアウトドアギアのお店もいくつもあった。12時ごろ、そろそろ昼食でもしようかとお店を探してぶらぶらしていると上野山荘に宿泊している2人(トールさん、kaoriさん)に出会う。2人もここで偶然出会ったらしく「同じ場所で3人が会うとは!」と驚いていた。トールさんは買い物袋の代わりに日本から持ってきた業務スーパーと書かれたレジ袋を持っている。これが使いやすくて便利なのだとか。なかなか同意しづらいけど・・・。自分は食事と同時に今日マルティアル氷河にも行ってみようか考えていると言うと「近いから今からでも行ったほうがいい」と言われた。

(※後日談)このときトールさんがkaoriさんに私のことを南極にレースに行くんだってと話をし、kaoriさんにブログなどありますかと聞かれて名前とアドレスをメモして渡したと思う。帰国後kaoriさんからfacebookのお友達申請があり名前をすっかり失念していたため(聞いたっけ?)謎のバックパッカーとしてつながったが、1/18にトールさんの話題からウシュアイアで出会った人だということが判明。kaoriさんはもちろん最初からわかってお友達申請していたのだけど。
 
そこで氷河に行くことに決め、ただいくら夜10時ごろまで明るいと言っても昼過ぎから山に向かうというのも少し不安があるので少しでも急ごうとお店で食事するのをやめて、500mlのジュース2本とビスケットを買い山に向かって坂道を登っていく。事前に購入しておいたウシュアイアのトレッキング地図を持ってきているものの町の細かい道はよくわからないため、山の形と中腹に見えているホテルの位置から目指せばいい場所を目視して適当にそこに向かって登って行く。市街地を抜けたあたりで「Martial Glaciar」という表示が出てきて登山道に向かう一本道に入る。
 
道が正しいことを確信できてからは時々走りも含めて坂道を登る。スキーリフトのすぐ下まで舗装路があり、そこに至るまでに九十九折になった道路をショートカットするようにトレイルがある。スキーリフトが一本架かっていて、その1本分ゲレンデを登ると氷河の先端に到着。海からここまで2時間程度。天候はそれなりに雲が多いものの昼くらいから少し晴れてきて青空も見える。雪の上を歩き山から下ってくる沢の合流地点へ。少し平らに開けていて涸沢カールのミニ版といった感じだ。標高は数百メートルだが高緯度で森林限界が低いため、海から高山の雰囲気の場所に徒歩2時間でこれてしまう。
 
ここから少し急斜面な雪と岩の登り。案内の小さな看板があり登っている人もそれなりの数いるため安心して登っていく。もしかしたら山頂まで行けるのかもしれないが、最後のほうは壁のようになっているためそこを登るのは厳しいだろう。前は雪と岩の絶景、振り返れば氷河の先にウシュアイア市街地とビーグル水道が見えるというなかなか面白い景色。途中でセルフタイマーで自分の写真も撮る。三脚は旅には持ってきているが宿に置いてきてしまったので何度も撮り直しをして満足のいく写真に近づける。急斜面の下まで登って少しの間休憩。風が吹いたり雲が流れて日陰になると寒い。少しだけ雪が降った。
 
下りは雪の上をざっくざっくと走り下りてあっという間に氷河を下り切る。しかしここは氷河というよりは残雪の雪渓という感じだった。道路も軽いジョギングで走り降り登りに比べてかなり早くセントロまで戻ることができた。所要時間は全部で5時間くらいだろうか。思ったよりも簡単に行ってこれた。
 
帰りにLAスーパーに寄って夕食の食材を買う。肉を食べたいと思ったが売られている単位(塊)が大きすぎて買う勇気が持てず、そのほかの食材を見てまわっても調理方法がいまいちよくわからないものや、まあいろいろとよくわからないものが多く(笑)けっきょく買ったのはスパゲティーとスパゲティーのソース(ナポリタン)と緑茶のパックと水1.5リットルという極めて無難な組み合わせ。しかもいくつかあるメーカーの中からクノールを選択。冒険はしない(笑)全部で22ペソ。ここは安上がりだな。
 
LAスーパーに隣接する建物はフードコートやいろいろなブランドのお店が入っている。全体のイメージはイオンモールといったところ。コロンビアのお店があったのでバンダナを売っていないか入ってみる。旅立ってから気がついたが髪が自分の基準ではずいぶん伸びてきていて、マルティアル氷河を汗かいて登っているときにも髪を邪魔に感じていたので床屋で切ってもらうかバンダナやBUFFで髪が目にかからないようにしたいと思っていた。バンダナはなかったがサンバイザーがあったので、少し考えて明日買いにこようと思った。
 
宿に帰って風呂・洗濯してからベッドに少し横になったら眠ってしまった。気がつけば夜22時30分。しかしウシュアイアではまだ日が落ちたばかり。これから夕食を作るのもありだろうと買ってきたスパゲティーを調理する。居間に同宿のみなさんが集まっていたので話ながら夕食にする。肝心のスパゲティーは、おいしくない・・・。無難な食材、無難な味、無難なメーカーを選択しても、食べれなくないという悲しいレベル。明日から何を食べれば・・・という感じです。
 
片付けて就寝時に時計を見ると1時40分。時間が経つのが早い。今日は10時間以上歩き回ってかなり疲れた気がする。明日どうするかは明日目が覚めたら考えよう。
 
 
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かばっち
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自己紹介:
なぜか砂漠にひかれサハラ・アタカマ・ゴビ・南極でおこなわれたレースに出場。これからも世界の絶景を見に行きたい。
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