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火をつける方法は複数用意しておくこと。今回用意したものは防水マッチ、ライター、マグネシウムマッチ(ファイアスターター)。

(1)防水マッチ
焚き火を作ることまで考えたら着火剤をセットで持っておくのがいいと思う。マッチは一ヶ所にまとめて入れておくのではなくあちこちのポケットに分散(1箱ずつ)して持つのがいい。落としてなくしてもいくらでも代わりがある状態にしておきたい。またマッチの擦りかたをイメージできない場合は調べておくこと。私はマッチ全然使っていなかったので正しいやり方がわからずマッチの芯が折れてしまい、櫛田さんに「まじかー」って顔されました(笑)

(2)ライター
ある程度炎を大きくできるもの。着火方法はフリント式(石の摩擦で火花を飛ばす)のもの。ボタンを押して火をつける電子式は超低温で動作しないという情報あり。ガスを気化させることができなくなる?電子式でもおそらくポケットに入れてある程度の温度を保っておけば問題ないはず。とはいえ原則として単純な仕組みのものを選択する。

(3)マグネシウムマッチ
マグネシウムの棒を強くこすることで火花を飛ばす道具。主にガソリンストーブに着火するときに使う。上手になると落ち葉やティッシュペーパーに着火しそこから焚き火まで持っていけるらしい。マイナス20度くらいまではガソリンストーブに着火できたが、マイナス30度近くではガソリンが気化しないため火花を飛ばしたくらいでは着火できなかった。その状況ではマッチで直接ガソリンに火をつける必要がある。よってレース本番には使用せず。

ストーブはマイナス30度くらいに冷えるのが当たり前のユーコンの環境ではガソリンのものしか選択の余地はない。ガスには寒冷地用のものもあるが保証されているのはマイナス20度まで。それ以下では液体ガスが気化しなくなるし、ガソリンのように直接火をつけることもできない。

ガソリンストーブにもいろいろあるが部品の点数の少ないものを選ぶ。部品が多い、動く部分が多い、多機能なものは要注意。動く部分、接合する部分には燃料漏れを防ぐためにパッキンが入っている。このパッキンがマイナス30度になると硬く凍りつき燃料漏れをおこす。私のガソリンストーブは下見のときにSOTO MUKAストーブからMSR XGK EXに買い替えた。こちらは操作するバルブが1つしかなく非常にシンプルなもの。火力調整はできないが(でも水を作りお湯を沸かすだけだから十分)バルブを開けてガソリンに火をつける以外の操作がないため使い方に迷ったりすることもなくよかった。

また燃料ボトル内に圧力をかけるためのポンプ内にあるポンプカップも凍って硬くなる。そうなると燃料ボトルに圧力をかけれなくなり使用不能になる。ポンプカップは寒冷地対策として革のものに変えることで改善したが(櫛田さんのMSRドラゴンフライで)パッキンもなんとかしないと燃料漏れが発生するため私のガソリンストーブは革に変えていない。その代わりジップロックに入れてウェアのポケットに入れて持ち歩き使うときだけ出すようにした。またポンプカップが超低温でも機能しやすいようにシリコンオイルをつけた。シリコンオイルはホームセンターで売っている(アウトドアショップには置いていない)。
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なぜか砂漠にひかれサハラ・アタカマ・ゴビ・南極でおこなわれたレースに出場。これからも世界の絶景を見に行きたい。
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