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パッキングできた。やっぱりソリの分が超過料金になってしまう。旅のしおり(装備表とスケジュール)も最終版完成。準備は体力も装備も万全。それが通用するかはわからないけどベストの準備ができたと思う。明後日午後出発。リベンジの日は近い!
旅のしおり
http://www.adventure-runner.com/desert/6633/doc/6633ArcticUltra2017.pdf
あと1/31にホワイトホースをスタートして、一人ユーコン1000マイルのミハウですが、あと数日でフェアバンクスにゴールしそうです。すごい!
ミハウトラッキング:http://rundog.pl/live.html
義務装備は
あとは自分で考えろとのこと・・・。
HOKAを第一候補にしてほぼ決まりのつもりでいたが大きいサイズを購入したところ大きくしても意外と幅が細くソックス2重履きに対応できなかったというところで悩んでいた。だめなら去年・一昨年のシューズをそのまま使おうとも。しかしHOKAのインソールを抜いたら無理なくソックス2重履きができるようになったので決定。
これでようやく足のレイヤリングが決まった。ほんとに極限になったときのためにネオプレンのオーバーシューズも新たに発注(Forty Below Light Energy Shorty overboots)。
追加装備(写真)は以下の通り(左から)
今回は世界中から最強っぽい装備を探してネットでぽちって取り寄せています。自信を持って走れる装備が整いつつある。あとは食料だけかな。
出発まであと3週間。レーススタートまであと4週間。
1/21(土)
夜のキャンプは6633の強風を想定して、まずシェルターの中にもぐりこんで中でポールの組み立てとシェルターの立ち上げをおこなう。最初はマットなしで寝れるか、そのままシュラフに入る。シュラフの中にシュラフカバーを入れて自分の汗がなるべくシュラフに移らないようにする(凍ってしまうので)。去年のレースのとき準備時間を惜しんで、マイナス20度くらいで膨らませていないエアマットの上にシュラフを出して寝たら、しっかり4時間眠れてしまったので。シュラフ自体は十分に暖かいが地面に強く接している背中が冷たくて眠れない。1時間ほど粘ってからサーマレストZ-Lite SOLを敷いて寝た。今回は本番マットもこれで行くつもりだが去年までのエアマットも持っていったほうが安心。
3時間ちょっと眠って目を覚ますとシェルターが雪で外から押されて狭くなってきている。片付けをして入り口を開けると雪の壁になっていた。オーバーグローブをしたまま片付け完了。
雪がたくさん積もったので、もう一度ソリ練。少し吹雪いているためウェアの調整で軽く2回停止。ソリの抵抗も大きくなった。スピードは約40分で2km。時速3kmとなり実際はウェアを調整したら当分動けるため、このタイム測定条件はかなりきびしめだが、時速3kmは完走できるペースを下回っている。
一度キャンプに戻ってから雪の中でタイヤを外す作業をおこなう。ちょっと部品や工具を置いたり落としたりすると見失うので部品の予備は必要だと思った。雪がしっかり積もった状態ではタイヤがないほうが抵抗にならず気持ち楽になった気がする。それでも圧雪にタイヤよりはだいぶ大変なのでレース中に雪が降るかどうかで難易度が変わってきそう。現時点ではしっかり積もってしまったら完走できないと思う。
■気づいた点
(1)ソリは基本的にはタイヤを外さないほうがいいと思う
(2)タイヤを外したときに、タイヤ、工具、部品(ネジの予備購入)をまとめて入れておく袋を用意する
(3)ソリを外さずに使いたい荷物を入れる20リットルザックを背負ったが、体の前でソリのハーネスのストラップとまざってぐちゃぐちゃしてしまう。大きなウェストバッグを検討してもいいかもしれない。ウェストバッグの負担は腰ではなくソリのシャフトで受け止めてくれるので。
(4)ソリ積載用のバッグにしているダッフルバッグのサイズ圧縮用のベルトがぶらぶらして地面に引きずっていることがある。現地への運搬時以外不要なので結束バンドでまとめる。
氷上キャンプのイベントのため嬬恋村に前日入り。午前1時からさっそくソリ練。気温マイナス8度でソリを引くと暑い。ただ正面から風(空気の流れ程度)を受けると鼻の先端は痛くなる。
ソリの感触は安定感は非常によい。少し自重が重くなる4輪タイプにしたが上下動が全くなくスムーズに移動する。ただ車輪になっても通常のソリに比べて特別楽になるというわけではなかった。そして登りは予想通り重い。6633ではYukon以上の平均速度が求められる。1日70kmは進まないといけないため時速4kmはほしい。しかしYukonでは通常時速3.5kmくらいだったので、楽にそれ以上が出るのか?というのが非常に心配だった。
とりあえず1時間ほどソリを引き回してみたところ(アップダウンありで)、4.25kmを52分、時速4.9kmだった。元気な状態からのスタートなので最初だけ速くても仕方がないため2日目以降をイメージしてそれほどがんばらなかったけど十分に時速4kmを上回ったのは良かった(それでも元気だから速かったというのは絶対あるだろうけど)。やっぱりタイヤで圧雪状態のおかげだろうか。(本番も車が通行する道なので状況は似ていると思われる)本番は登りでは特にペースが落ちると思うので下りをしっかり走ったほうがいいと思った。
それ以外に確認したこと。
(1)ハイドレーションをウェアの中で背負ってみる
ホースは脇の下を通して体の前へ。ウェアのチャックを少し下して給水する。
→ホースがもう少し長いハイドレーションがいい
(2)予備ライトの明るさを確認
予備ライト(最大70ルーメン)の明るさを最低まで落として行動できるか確認する。
→予備ライトのみでも行動に問題なかった。
今夜は屋外でツェルト泊。イベント関係者は屋内泊だが気分をユーコンに慣らしていくため。でもこの気温で新しいエクストリームなシュラフだと下手すると暑いくらいかもしれない。
今週末の氷上キャンプに向けてユーコン装備をパッキングした。食料と水以外本番と同様の装備で荷物の重さは16.7kg。実際は身に着けるものもパッキングしてしまっているので少し重めになっていると思う。これに食料と水を入れたら20kgくらい。ソリ自体の重さは8.2kg。トータルで28~30kgくらいの感じ。持ち上げると(荷物だけでも)かなり重たいがソリのタイヤのおかげで指一本で動かせる。登坂は厳しいかもしれませんが・・・。
ゼロから2時間でスタートできるくらいまで準備できたので、完走できる気分になってきました。明日の夜から氷上キャンプのイベントがおこなわれる嬬恋に行って自分の練習もしてきます。
写真はフル装備のパッキング。ソリの先端から最後尾までの全長は約140cm。
■現地の地図・雰囲気がざっくりわかるwebページ
Eagle Plain - Start - 0 miles (0km)
※1 フォートマクファーソンとイヌビックおよびフィニッシュにドロップバッグを送れる(制限重量4.5kg)
■気温
■時差
■日照時間
■フィニッシュ時間の目安
そろそろレースの計画をしなければいけないので自分の備忘録でした。
ユーコンの装備チェックでNGくらったNANGAのシュラフに変わる新しいシュラフがドイツから届いた。ユーコンの主催者が推奨しているCARINTHIAというメーカーの最上位モデル。関税含めて135000円ほど。NANGAのシュラフも最上位モデルにダウン100g追加して120000円ほどだったからざっくり言えば同じくらいの金額。
カタログスペックは以下の通り。
■CARINTHIA D1200X
重さ 1900g, Comfort rating: -27.3℃, Lower limit rating: -37.8℃, Extreme rating: -65.2℃(EN13537)
■NANGA オーロラ900SPDX(860FP)(ダウン100g増量)
どちらもEN13537でテストされていて快適使用温度はマイナス27度なのに一方は装備チェックNGで一方は推奨装備ってEN13537の意味ないだろ?と思わずにはいられないが、たしかに2つのシュラフに交互に入ってみると、CARINTHIAのほうが圧倒的なふかふか感。ダウン量の差は200g、総重量の差は250gだがCARINTHIAのほうがサイズが大きい。シュラフの生地はNANGAのほうがしっかりしていて重そう。NANGAのほうはシュラフカバー不要で使える仕様になっているからかな。
NANGAもマイナス35度(テント内マイナス25度)でキャンプできているので性能は問題なく両者は微妙な差でしかないような気もするが、ふかふか感の違いは確かなので装備チェックのある極地レースではCARINTHIAでいくしかない。あとは快適温度は同じくらいだけど限界温度がだいぶ違うのはなんでだろう。個人的なエクスペディション(やる機会があればだけど)ならNANGAのほうが多少でも軽量で雑な扱いに耐えられそうなのでこちらがいいかも。
(以下引用)
快適温度 (comfort)
下限温度 (Lower)
極限温度 (extreme)