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今日はハセツネ(日本山岳耐久レース)のコースにトレイルランに行った。五日市から東京西部の山々をぐるりと回る約72kmの登山道で、ハセツネは10月におこなわれるためこの時期には試走するランナーもたくさんいる。
私はハセツネには2006年に出場しているが50kmほどでリタイア。それ以降このレースには出場していない。コースは部分的に走ったことが3回ほどあるため一応全コースは知っているものの、つなげて全部を走ったことはない。そこで今年も私はハセツネには出場しないが全コースを走りロングの練習にしようとしている。
7時過ぎに武蔵五日市駅をスタート。ちょうど同じタイミングでスタートしたランナーが数人いたためコースに自信のないスタートから入山峠あたりまでは常に誰かの後ろについて行くことにした。私が気持ちいいペースよりはいくらか抑えたペースになりますが先は長いので抑えた方がよいでしょう。入山峠を通過してからは自分のペースで行くことにし集団から抜け出して走る。概ね順調だったものの、数回は尾根道を行くか巻き道を行くか迷ったり、一瞬別の道に入り込んだりすることもあった。
この部分アップダウンが激しく2006年のレースのときと2年ほど前に一度来ているが、どちらもとてもきつくていいトレーニングにはなったが、あまり良い印象のコースではない。しかし今回は目指すタイムがあるわけでもなく同行者がいるわけでもなく本当に自由に走れるので解放感いっぱい。
フリーで走るとこんなに楽しいコースだったんだ!
楽しく走っているとそれなりにペースもよいらしく前にいた試走ランナーをどんどん抜かす。レースで第一関門になっている浅間峠までが特にきついコースだが、あっという間に浅間峠が近づく。タイムは3時間ちょっとで通過できそう。たしかレースで浅間峠を3時間ちょっとならばそれなりの上位だったような気がする。そんなことを考えた瞬間にゴリっと足をひねってしまい激痛が走った。しばらく膝に手を当てて中腰のまま動くことができなかった。完全に足を捻挫してしまったが少しすると痛みも和らぎなんとか走れそう。痛くないようにそうっと走って浅間峠に到着。タイムは3時間12分だったが計画的に狙ったタイムではなく(特別がんばったわけでなく)なんとなくこのタイムで来れたことは良い収穫だったかもしれない。
足は下りでは痛みが出るが登りは問題なく平地はスピードを出さずに小走りなら大丈夫。そこでしばらく様子を見ながら先に進むことにする。正直なところここまで意外と好タイムで来れてしまったため欲も出ていました。西原峠のタイムは少しペースダウンして4時間44分。ここから三頭山に向かう登りで足が大きく腫れていることに気がつく。ぱんぱんに腫れてしまっていて足首が曲がらず上手く登れない。それでも進むしかないので三頭山からさらに進むか都民の森に下りてバスで帰るか考えながら歩く。今回は無理して先に進む理由はないし様子を見て収まるようなケガでもないため長引かせないためにすぐにやめるべきという結論を出し、ちょうど三頭山を登り切る前に都民の森に向かって下る道の分岐があったためここで終了。やめると決めて下り始めてからさらに足の痛みが激しくなり非常につらい下りになった。
今回の良かったことは、楽しく走れかつタイムも良かったこと。できればこれが何時間まで持続できるかもう少し走りたかった。やっぱり自分にとって楽しいトレランはレースとは少し別の所にあるのかもしれないなと思う部分もあり、浅間峠では実際に自分がこのタイムでレースに出ていたらどの辺のポジションにいるかを想像してわくわくしている部分もあり、予定していたコースを進んだ時間はたった5時間ほどだったけどいろいろな楽しみを感じられた。
悪かったことはもちろん捻挫。難しいコース状況や自分のスキルを越えて攻めてしまってケガするならまだあきらめもつくが、どうってことない場所で「楽しいなー」と漠然と走っているときにやってしまった、防ぐことができたはずのケガというのが悔やまれる。移動困難になるほどの捻挫は過去に一度やっていてそのときも登山道で山小屋に到着して「着いたー」と思った瞬間捻挫してしまい、日帰り予定を変更してその山小屋に泊まったということがある。ケガをするのはいつも単なる不注意だ。
ということで、今回も私にとってハセツネのゴールは遠かった・・・
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