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写真:レース前日に沼津の香貫山から

今年の春あたりでがんばるランニングレースに区切りを付けようと思っていた自分にとって最後の大きなレースとなった伊豆トレイルジャーニー。ほんとうは東京マラソンがラストかなと思っていたのだが、プロデューサーの千葉さんから招待選手として声をかけていただき走れることになった(実力は上位選手の足下にも及ばないが砂漠・南極チャレンジを買っていただいて)。

一番の問題点はトレイルのレースではまったく実績を残せていないこと。だいたい7時間前後走り続けると吐き気がひどく走れなくなってしまうため、いままでのレースはリタイアやエイドで2~3時間の休憩をしてから残りを走るとか、まともに通して走れたためしがない。

コースは松崎から修善寺までの約70km。前日に配布されたコース図を見ると大きく高低差があるところは舗装路や林道が多く、しっかりトレイルのところは巻き道が多そうだった。トラブルがなければ10時間はかからないと予想。といっても毎回トラブルがあるのが自分なのだが。

スタート後から8kmの給水エイドまでは走り出しの登りで急な負荷がかかったためか上半身が痛くなる。ペースをゆるめて後ろの人に道を譲りながら進んでいるうちに楽になった。長い林道に出てからは楽に走っているつもりだったが体は重く足の疲労感が濃い。のんびり進んでここでも後ろからどんどん抜かされる。

25kmのエイドまで下ってから今度は登りになる。一瞬調子が良くなって登りを走るがトレイルに入ったあたりから疲れを感じてスローペース。追い越し禁止区間はそれなりに気持ちよく走れ中間地点を通過。だんだんいつもの吐き気が始まり立ち止まって後ろの人に道を譲って立ち止まることが多くなった。けっきょくいつものパターンかと落胆して42kmの仁科峠で終了することにした。

今までのレースでは少し横になって休むとまた走れるようになるので制限時間をいっぱいに使ってでも完走することを心がけていたが、今回はこの先に別の目標があるわけでもないし、きつい思いをして進み続ける気力はなかった。せっかく呼んでいただいたのに最悪の結果となってしまい申し訳なかった。

これまで出場したレースは日本山岳耐久レース、信越五岳、UTMFと長距離が中心で、出場しては内臓が死亡しリタイアやかろうじてフィニッシュを量産して、はっきり言ってしまえば辛いだけであまり楽しいことはなかったりするのだが、よく考えてみると楽しくレースをする簡単な方法が1つあって短い距離に特化してしまえばいいということにいまさら気がついたのだった。

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なぜか砂漠にひかれサハラ・アタカマ・ゴビ・南極でおこなわれたレースに出場。これからも世界の絶景を見に行きたい。
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