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★X-Adventure競技ルール(大会webより:http://www.x-adventure.jp/)

競技マップに示されたチェックポイントを順に通過しながらゴールを目指す。
チーム(選手4名)は常に一緒に行動しなければならない。最後まで交代することはできない。
コースは、競技種目によりセクション分けされるが、競技は基本的にノンストップで行なわれる。
関門時間が設けられる場所があり、関門時間に間に合わなかった場合は指定された場所から競技を再開する。この場合、ペナルティタイムの加算はあるが失格にはならない。
関門時間により指定された区間をスキップするときは、全選手がチーム車両に乗って移動する。
各セクション間にはアシスタントポイントが設けられ、そこで装備の入れ替え、補給ができる。
アシスタントメンバーはチーム車両を運転して、競技をしているチームに先行して全チーム装備をアシスタントポイントに運ばなければならない。
 
110242401_org.jpg
(スタートまで)
前日に現地へ。赤谷湖のロッジに宿泊し9時から車で30分ほど水上へ移動。レースの準備をし装備チェックを受けあっという間に13時。開会式・ブリーフィングの後、スタート地点の水紀行館へ移動。今回のチームの役割は建前のリーダーは自分、レースプラン&メインナビは影のリーダーたいすけさん、トレッキングのサブナビは自分、MTBのサブナビはトラ山さん。お笑い担当まさみさん。体力十分だが複数日ナイトステージの経験が浅い3人をたいすけさんがうまくまとめて先へ進めるかがポイントになる。

アシスタントは経験豊富なばばQさん、来年のサハラマラソンにエントリーしているまきちゃんの2人。スタート前の勝手な順位予想はエントリーの顔ぶれから3位から最下位までの範囲と予想(笑)ちょっとかないそうにないチームが2チームほどいるけど、あとはやってみなければわからんという・・・。

(ステージ1:ラフティング)
25日15時に3日間のノンストップの過酷なレースがスタートした。ゴールするのは45~48時間後の長旅になる。まずはラフティングで2km程度のダウンリバー。作戦は他種目に比べて時間が極めて短いため遅れをとっても差はつかないのでがんばらないこと。水量が少なくあちこちでスタックした。予定通りぶっちぎり最下位で終了。

20111125_1.jpg(ステージ2:MTB)
アシスタントのばばQさんが「次のステージは舗装路が多いからMTBの空気圧を高くしておいた」とのこと。素晴らしすぎるアシスタント!ロードの移動中心のMTB。山の上のCPはMTBが苦手な自分のMTBは中腹に残置して歩いてCP往復。夜景がきれいだった。4位で終了。

(ステージ3:トレッキング)
すっかり夜。トレッキングで標高を上げる。最初はしっかりした林道で「これは楽勝か?」と思ったが、後半は道なのか沢なのかわからないところを登る。雪が積もり始めた笹藪をかき分けて進み終盤で1チームに追いつきわずかに先行して3位で終了。

20111125_2.jpg(ステージ4:MTB)
最初のロード下りが路面凍結して危険な状態。MTBを担いで急斜面を登り続ける。藪の薄いところを狙って尾根に上がるためのトラバースがダメージ大。ハイドレーションの飲み口が凍りかける。送電線の下のトレイルはけっこう乗れた。最後のロードの登り坂で疲労でペースダウン。寒さで手足の先が痺れて痛い。冷たい風が吹きシューズが凍った。関門にわずか3分届かず(関門時間確認するの忘れていた)。それでも4位。

(ステージ5:キャンセル)
次のステージをスキップするためアシスタントカーで移動中に事故でフロント大破。奇跡的に怪我人なし。「レースは終わった」と思っていたが、駆けつけた大会副実行委員長様「事故処理はやっておくから、おれの車をアシスタントカーにしろ」と。アシスタントポイントに荷物と一緒に移動。他チームや大会スタッフに手伝ってもらって再スタートの準備。事故から4時間後ゾンビのように復活。レースを続けられるように後押ししてくれた皆様に感謝。

20111125_3.jpg(ステージ6:オリエンテーリング)
10時ごろスタート。昼ごろ眠くなったためカフェイン剤を飲んで復活。途中で上位のチームが道端で昼寝しているのを抜かす。もしかしたらまだ上位を狙える可能性があるのか?日没後オリエンテーリング終了。オリエンテーリングはトップ通過。アシスタント2人が笑顔で迎えてくれた。すっかり元のレースの雰囲気。アシスタントカーに使える車はチームで2台あって現地で最終決定したため車の問題もなし。アシスタントが作ってくれたカレー(レトルトではありません)がおいしかった。

(ステージ7:MTB)
2日目の夜。舗装路・林道を多く使える少し遠回りのルートを選択。しかしこのルートは主催側が想定していないルートらしい。結局行き詰ってしまいスタート近くまで戻ってやり直すことになってしまった。2時間半のロスが精神的にも体力的にも痛い。

MTBを担いで登山道のようなところを進む。体力を消耗していてゆっくりとしか進めない。途中でチームの隊列が縦に長くなってしまい、トラ山さんが「前の2人のライトが見えなくなってしまった」と言い、前方遠くからまさみさんが「たいすけさんがいなくなっちゃいましたー」と声を上げている。先頭でナビしていたたいすけさんが消えてしまったので、周辺を偵察して現在地を特定し次のCPまでには合流できるはずと進み始める。少しするとたいすけさんが前方から戻ってきた。少し先行してしまったので座って待とうとしたら眠ってしまったとのこと。最初のロスで最後尾になっていたが後半他チームに追いつき団子状態で進む。このセクションには4チームしか入れていないらしい。もはやきちんとした順位はよくわからない。

(ステージ8:トレッキング)
MTB終了時点で少し睡眠する予定だったが予定より遅れたため準備して夜明けに出発。3位になれるかもしれないわずかな可能性に賭けて急ぎ足。トレッキング中盤の90m懸垂下降はクライマーが岩場に集まっていたため中止になってしまい残念すぎた。別の登山口に降りてしまい、もう一度登り返すことに(涙)

(ステージ9:MTB)
後はゴール会場に向かうだけと元気になるがそれも一瞬。3日で1時間しか寝ていないので眠くて仕方がない。とてもぐだぐだな感じでゴールへ向かう。ぶっちぎりの最終でゴール。表彰式にぎりぎり間に合った(笑)

(フィニッシュ後)
表彰式の前に「3位みたいだよ」という情報を得る。オリエンテーリング終了時点で「もしかしたら」だったが、その後のミスで「可能性は消えた」と思っていた。3位で表彰台に立った。しかしたなぼた感いっぱいで達成したという気持ちにはならなかった。次は自分の力で取りに行く!

(少し時間が経って・・・)
レースを振り返ると思いだすのは自分がだめだったところばかりだけど、なんだかんだ言っても進み続けたから得られた結果だし3位という順位は素直に嬉しい。結果は喜びつつ、できなかったことははっきりしているので次にもっと良くなるようにしよう。自分はMTBに乗ると苦手なだけでなく弱気(消極的)になる気がするのでMTBをもう少し余裕を持って乗れるようにするべきだろうな。

次のX-Adventureは2013年10月予定らしい!(2年空くのはちょっと長いな・・・)

東京新聞webの記事
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20111126/CK2011112602000086.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20111128/CK2011112802000075.html
 

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無題
お疲れ様でした。
3日で1時間しか寝てないで、過酷な運動を頭脳を使ってやり続けるんだから、凄すぎ!超人的ですね。
魅力も沢山、素晴らしい!
沢山体を労って下さい。
ジロー 2011/12/01(Thu)06:43:39 編集
Re:無題
ありがとうございます。アドベンチャーの熟練者が出場できるレースで表彰台は嬉しいです。つらい場面も多くて「MTBなんかもう乗りたくない」と思いましたが終わったらもうやりたくなってきました。ゴールしてすぐに表彰式だったので表彰のコメントで「自分にはこのレースは長すぎる」とか残念なコメントをしてしまいました(笑)
【2011/12/01 14:28】
無題
かばっちさんでも、そう思う程の厳しさって事でしょう。
ゴール後の正直過ぎるコメントに、嬉しい気持ちで笑ってしましました。
お疲れさまです。
ラーメン ジロー 2011/12/03(Sat)19:56:00 編集
Re:無題
やっぱり厳しかったですね。でも、このレースは各チームアシスタントを用意して、食事や装備交換の準備をしておいてもらうのでアシスタントの待つトランジットに到着するのが楽しみでした。それがなかったら辛すぎます。
【2011/12/05 18:04】
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かばっち
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自己紹介:
なぜか砂漠にひかれサハラ・アタカマ・ゴビ・南極でおこなわれたレースに出場。これからも世界の絶景を見に行きたい。
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