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ユーコン出発まであと3週間になったので10ヶ月ぶりにガソリンストーブに火をつけた。ポンプカップにシリコンオイルをさして、ストーブを組み立てる。別に難しくはないが現地ではマイナス30度でグローブをして作業するため、もたもたせずに準備できるように確認する。現地で装備チェックの際に主催者の前で火をつけて見せないといけないので「あれっ?」とかなっているとかっこ悪いし。ガソリンを出したら出しすぎてしまい「これは火柱が上がるパターンだ」と思ったので、ストーブのお皿にたまったガソリンを捨ててからマッチで点火。お皿の表面に残ったガソリンだけで十分なプレヒートになった。
あと何回か使ってから現地に行くようにしたい。
コースト・ハイカントリー・イン
ベイパーバリアのウェアは汗を衣類に吸わせなくすることが目的なので原則として素肌の上に直接着る。購入した製品は素肌の上に水分を通さないものを直接着る不快感を考えているようで(汗をかいたらわからないけど)着心地は悪くない。特にベイパーバリアシャツはなかなかいい感じ。シャツの代替品は日本で見つけることができていないのでとても助かる。なぜか襟が付いていてベイパーバリアに襟はいらないだろうと思ったが。
ベイパーバリアがしっかりできればスタート直後の平坦なユーコン川の上は走ってしまっていいかも。2日でブレイバーンまで行きたいので元気でコースが平らなところはペースを上げて距離を稼ぎたい。
↓購入先
実は見積もってもらったエクスペディションの保険は「55330円」のコースだと傷害治療費用は「100万円」までしか保証されない。でもカナダで仮に交通事故でまとまった日数入院したら数百万円からさらに上の桁に行くことも普通にありそうだった。医療費が高くて100万円だと3日くらいしか入院できなさそう・・・。つまりまったくの焼け石に水。そもそもこのエクスペディションってエベレストにも対応してるし(特殊すぎる)。
ユーコンレースは距離は長いけれどやっていることはスノーシュートレッキングレベルだし、偶然の事故(雪崩や落石)よりは本人の行動しだい、無知・無理は危険だけど適切な備えと無理をしなければあまり危険ではないと感じるので、以前まさみさんがコスタリカのレースで事故ったときに使った海外旅行保険に入ろうと思った。こちらなら傷害治療費用は無制限(普通の保険けっこうすごい!)。もちろん見積もってくれた保険会社に罪はなし。本人の資質なんて加味できないのでレースの内容だけ聞いたら高額な保険になるのも仕方がない気がする。
というわけで普通の海外旅行保険に入って主催者には「十分な保険に入ってきたぜ」と力説します。
ユーコンの旅(レース)の保険を見積もってもらったら、エクスペディションプランという高い見積もりになり旅行期間全体(17日間)でエクスペディションの中で一番安いやつでも「55330円」になるらしい。実際に行った感じからすると「標高6千メートル程度以上の登山」と一緒のカテゴリーにされるのは残念なのだが、レースのFBグループでも選手が「どこの保険使った?」とスレッドを立てていて、「10日間で184ポンドだ(約34000円)」とかやっているので特別高いわけでもないらしい(高いけれど、とんでもなくというわけではない)。
そもそも前回まではこんな厳密な保険は義務になっていなかったのだが、ミハウが無茶したから・・・。地元カナダ人が「ミハウは指を落としたらしい」と言っていたが実際どうだったんだろう。今年はエントリーしてきていない。
ユーコンに行き航空券を購入(158490円)。
【行き】1/31(日)
成田/バンクーバー 19:00-10:40 エア・カナダ AC4
バンクーバー/ホワイトホース 13:35-16:10 エア・カナダ AC289
【帰り】2/15(月)
ホワイトホース/バンクーバー 8:35-11:00 エア・カナダ AC288
バンクーバー/成田 13:50-16:40(2/16) エア・カナダ AC3
羽田/バンクーバー(ANA)もあったけれどエア・カナダのほうが45000円ほど安かったので前回同様エア・カナダで。前回のときは帰国便のホワイトホース発が早朝5:50だったけど8:35発と普通な時間になりバンクーバーでの待ちが少なくなったのはよかった。まだ帰りの心配をするのは早すぎですが。
現地での動きとかホテルどうしようかとか具体的にスケジュール作っていますが考えると息苦しくなってきます(笑)やはり楽しみ半分、怖さ半分かなあ。でも今年も絶賛マイナス40℃越えしてほしいような気が「今は」している。(行く前なら何とでも言える)
アルパインクライマーソックス
https://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NN81330
足の汗対策(=ソックス・ブーツの凍結防止)について、ウェアのサポートをしていただいているパタゴニア社の人によく使われる製品がないか聞いてみたら、そのものズバリな商品を教えてくれました(パタゴニアじゃないけど)。高所登山で愛用者が多いそうです。汗を逃がさずソックスやブーツの凍結を防ぎます。
またグローブもホームセンターなどで売っているポリエチレンの手袋を一番内側にすることが多いとのこと。ヒマラヤなど高所登山ではこのようにしているそうです。
現地はいよいよ冬本番に突入したようだ。極寒のレースの季節まではまだ2ヶ月以上あるのですが(あと2ヶ月ちょっとしかないともいう!)。
前回はシュラフinシュラフの考え方自体はアイデアとして持ってはいたけど新しく購入したシュラフ単体で足りると思っていたので(事前にマイナス35度でキャンプできたし)「NANGAオーロラ900SPDX」で行ったが玉砕した。
シュラフをなんとなく見ていて気がついたのだが、自分の持っている「モンベルスパイラルダウンハガー#3」は購入したときは快適温度0度、限界-10度だったのに、現行モデルの「モンベルダウンハガー#3」は快適温度3度、限界-2度となっていた。重さなどのスペックはほぼ同じ。モンベルの温度表示はちょっと怪しいとは聞いていたけれど、おそらくヨーロッパ基準のEN13537とかに合わせた結果現実的な表記に変わったんだろうと思う。
シュラフinシュラフするときは内側をファイントラックのポリゴンネストにしてもいいかもしれないな(ダウンではなく湿っても保温する)。少なくとも今のところ20万円で単体でマイナス50度に対応できるシュラフの購入はないかな。軽さを追求すれば単体のほうが軽くはなるけど。