×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
いよいよ明日の10時30分スタートで、マイナス30度の中ドーソンシティまで約700kmのレースがスタートする。これがレース前最後のブログ。
午前9時にブリーフィングのためCoast High Country INNに行く。ブリーフィングの後半の人は早口というか普通の早さでしゃべるので英語がまったく聞き取れなかった。10時30分にブリーフィングが終わり、急いでユーコンクエスト(犬ぞりレース)のスタートを見に行く。こちらもホワイトホースからアラスカのフェアバンクスまで約1000マイルを進むちょっとおかしなレースだ。まさに明日は我が身。
ホテルへの帰り道でマクドナルドで昼食にする。ホテルで装備チェックの準備をしていたら遅くなってしまい、装備チェック会場に到着したのは13時20分ごろ。装備チェックの内容は細かい義務装備はチェックすらせず、スリーピングシステム(シュラフ、マットなど)とストーブの着火確認のみ。燃料ボトルを持って来るのを忘れたので(実際に着火すると思わなかった)一度ホテルに戻って取ってくる。装備チェックでは、まさかのシュラフとダウンジャケットがNG。マイナス35度でテスト済みメーカーにもしつこく確認して軽いけれど他社の極限環境用と同等の性能を出せていると回答をもらったものだが、主催者チェックでダウンの量が少なすぎるのでこのまま出場させるわけにはいかないと言われてしまった。
今回は基本的には自分には経験がないので経験者の意見は素直に聞くという方針なのでNGになったシュラフは急遽主催者からレンタルすることにした。完走したらレンタル費をディスカウントしてくれるそうだ(笑)ダウンジャケットのほうはお勧めしないが判断は任せるということだったので、そのまま出場することにした。
装備チェック後、取材の大月さんと一緒にホテルに戻りレース前インタビューの撮影。昨日のトレーニングコース(任意参加。私は出ていない)ですでにリタイアが出たらしい。直前講習でリタイアって。。。
16時に櫛田さんがホワイトガソリンを持ってホテルに来てくれた。主催者から支給されたホワイトガソリンが2リットルで自分が安心できる量を下回っていたというメッセージを受けて差し入れしてくれた。今回のレースは本当にたくさんの人に支えられている。
17時にレース前日ディナーに出席。ディナーの前にブリーフィングレベルの主催者からのお話があり、食事が始まったのは18時ごろだった。同じテーブルに座った選手たちにカテゴリーを聞かれ(英語はほとんどれなっちに対応してもらったw)430マイルだと答えると、300マイルに出場する選手まで眉間にシワを寄せて「変態!」みたいな反応をされ心外だった。300マイルと430マイルの間にどんな壁があるというのか。せっかくなんとかなりそうな気がしているのに主催者を始めまわりの選手も大変、大変というようなことばかり言っているので、自分は何か盛大に勘違いしているのかもしれない。
19時からビブを受け取ったりドロップバッグを預けたりして全ての準備が完了!あとはやるだけ。この日に向けて8ヶ月間過ごしてきたと振り返ると長かったなと思う。でも楽しく充実した日々だった。
PR
この記事にコメントする