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昨日ユーコンから浅井さんが帰国したので、松村さんも誘ってさっそくユーコン被害者の会を開催。今年のYukon Arctic Ultraは気温が昼間上がってもマイナス40℃、それが連日というちょっとあり得ない状況でネットで主宰者のレポートや競技者の位置情報を見ていても何があった?という疑問だらけだったので現地で体験した人の話はとても重要。

・気温は上がってもマイナス40度
・完走者は1名(完走率5%)この人も去年はリタイア。
・途中まで独走1位だった選手が区間の途中から1つ前のCPに逃げ帰った。その後再開するもリタイア。
・ブレイバーン(150km)に2位で着いた選手は凍傷でリタイア。去年はもっと手前でリタイア。2年続けてリタイアで「もうやらない」と言っているという。
・運営チームのスノーモービルのエンジンが低温でかからなくなってエンジン復活待ちでレースが1日止まった。
・ついでに6633の主宰者が同じ期間で6633のコース下見に行っていて車のエンジンが止まって大ピンチだったらしい。
・最後の3人までコース上に残った選手はHELP信号を送った後なかなか救助が到着せずヘリで病院送り。主宰者ともめている。(あまりもめるとレギュレーションが厳しくなりそうだからやめてほしい)

自分が経験していないような状況ながら「わかるー」と感覚を共有できることが多く楽しかった。特に自分の初出場と、今回の浅井さんの初出場、まったく同じパターン(笑)自分の経験はちゃんと伝えて浅井さんも私のレポートも読んで理屈ではわかっているはずだけど「やっぱりそうなるよねー」という感じだった。

今回私が出場していたとしても完走できません。私の装備はマイナス40度が続くという想定をしていなくて、よくある気温レベル(マイナス35度くらいまで)は対応しているつもりだけどめったにないことに備えすぎて重装備になるのもなーということで「マイナス40度を下回ってしまったらごめんなさい」という装備だったりする(瞬間的なら耐えれると思うけど続くのは無理)。万一そうなったらシュラフに入って救助待ちでよいくらいまで割り切って。しかし今年のでレアケースながらあり得るということがはっきりしたので来年に向けて備えなければいけない。体が寒いということはまずないけど、手足が冷えると避難するしかなくなるため保温する方法をもっと用意しておく必要がある(イメージはできている)。
来年の新たな被害者も募集しております(笑)

浅井さんのお土産、Arctic Wildflower Tea
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自己紹介:
なぜか砂漠にひかれサハラ・アタカマ・ゴビ・南極でおこなわれたレースに出場。これからも世界の絶景を見に行きたい。
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