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最後の追い込みでパッキング。去年と同様の組み合わせのスーツケース(100リットル)+ザック(65リットル)に荷物が収まらないため追加料金覚悟でレースでソリに搭載するモンベルのエクスペディションダッフル(170リットル)にザックを入れ余ったスペースにあふれた荷物を入れた。ダッフルバッグのコンプレッションベルトを締めたらいい感じに小さくなり荷物の規定サイズに収まりそうな感じになった。
れなっちと一緒に自宅出発(れなっちは空港見送り)。荷物が重すぎなのでタクシーでたまプラーザまで行き成田空港行きのバスに乗る。約2時間で成田空港第一ターミナルに到着。空港で見送りに来てくれた松村さんと合流。三菱東京UFJ銀行で7万円を740カナダドルに両替。千葉銀行のレートよりもわずかに良かった。航空機荷物預けは重量・サイズとも問題なかった。
松村さんが出発前インタビューを撮るというので展望デッキで撮影する。プロに撮っていただきありがたいですが、事前に考えていなかったのでうまく話せませんでした(映像で見たらうまくいっていることを願う)。それから出発前最後の食事へ。和食にはこだわらずおいしいパフェを食べたかったので不二家レストランへ。まぐろのたたき丼とストロベリーパフェを食べる。
18時ごろ出発ゲートへ。荷物チェックで小さいナイフ(Victrinox classic)を没収されてしまった。せめて戻ってれなっちに渡すという選択もあったが、18時25分に搭乗ゲートとなっているので係員に処分してもらうことにして先を急ぐ。ゲートまでの移動中に18時25分になってしまったので走る。ゲートに到着するとAC004便に乗る人たちが飛行機に向かうバスに乗っていくところ。最後尾に並んでバスに乗り込む。飛行機は予定通りの時間に出発。
窓側の席だったが飛行機は離陸後に旋回せずまっすぐ太平洋に出たので地上の景色は見えず。ずっと真っ暗なままなので通路側の席のほうがトイレに行きやすくてよかったなと思う。うとうとしたり音楽を聴いたりしながら約8時間でバンクーバーに到着。(ここからユーコン時間=バンクーバー)バンクーバーは今回も雨が降っていた。この時期は雨期とのことだが雨の確率が非常に高い。入国審査を通り荷物を一度ピックアップ。預けた2つとも無事に出てきた。国内線のターミナルへ移動しネットしたりお菓子を食べたりして2時間ほど暇つぶしのあとAC289便に乗ってホワイトホースへ。
2時間30分くらいのフライトでホワイトホース着。心配だった荷物もきちんと届いた。空港入口前にホテル送迎バスが来ているので乗り込みホテル(High Country Inn)へ。High Country Innでバスから降りた人たちはみんな屈強そうでした。チェックインしたら取材活動で来ている岡部さんと杉本さん(現地在住カメラマン)が17時からロビーで打ち合わせとのこと。櫛田さんに電話したら18時にホテルに来てこれからの動きの打ち合わせをすることになった。
岡部さんと杉本さんが打ち合わせしているところに行ったら主催者ロバートも来ていて1年ぶりの再会となった。とっさだったので気の利いた英語が出るはずもなく「おおー!」とか言ってロバートと握手。覚えていてくれてよかった。今回岡部さんが突撃取材に来ると聞いて現地で個人が移動するのは非常に困難(そして危険)だと思ったので、私としては「(取材は)やめておけばー」と思っていましたが(ご本人にもそう言いましたw)、主催者が便宜を図ってくれてかなりの部分を主催者と同行し時間があればソリを引く体験もさせてもらえるそうで、取材もうまく行きそうな感じでした。主催者も日本人の参加者が増えることを期待しています(笑)(私みたいな英語できない奴が増えると困るでしょうけど)
そこで櫛田さんもホテルに来たので4人で夕食へ。櫛田さんがダウンタウンから出てアラスカハイウェイ沿いにあるユーコンのトラック野郎が集まる食堂に連れて行ってくれました。ステーキが柔らかくておいしかった。そしてダウンタウンよりも安い。櫛田さんに買ってきた贈り物を渡しました。お世話になりっぱなしなので。おしゃれなボールペンを買ってきたのですが、選んでいるうちに自分もほしくなったのでそのうち自分用も買います。ホテルに戻ったのが22時。櫛田さんから衛星携帯を借りて、GPS(GARMIN)を渡しました。櫛田さんの持っているユーコンのTOPO(地形図)をGPSにインストールできれば自分でTOPOを購入しなくて済みます。また来そうだから買っておいてもいいですけどね。部屋に戻りあれこれやっていると櫛田さんからTOPOのインストールができたとメッセージあり。
シャワーを浴びて24時過ぎに就寝。時差17時間だから自分の1月31日は41時間あったということだと思う。
今日櫛田さん杉本さんとお話ししていて「そうか!」と思ったこと。Yukon Arctic Ultraの430マイルが2年に一度しかおこなわれないのは、2年に一度しかできないというのが本当のところで、Yukon Quest(犬ぞりレース)がフェアバンクススタートの年は430マイルの部を開催するとペリーファームからドーソンの間で両方のレースが行き交うことになるからなのでした。確かに犬ぞりが突っ走ってくる向かいからソリを引いた人やMTBが走ってきたら衝突しないまでも相当邪魔そう。しかもArctic UltraはQuestのコースを共用しているので別の時期に開催というわけにもいかないし。櫛田さんはYukon Arctic Ultraもフェアバンクスからスタートすればできると言っていました(笑)
※櫛田さんの想像であり実際のところはわかりません(でも説得力ある!)