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ワンドロップカフェでおこなわれた登山家の服部文祥さんのトークイベントに行ってきた。目的は実は別のところにあり、かこちゃんにハカセさん(冒険家のサポート業務をおこなっているらしい)に紹介してもらうこと。極地探検に詳しいハカセさんにいくつか質問をしたかった。

服部文祥さんのほうは4年ほど前?情熱大陸の番組になったのを見てから著書を読んだりしてお気に入り?の登山家なので生で見れたのはよかった。すごく真面目な人なんだなーと思った。トークイベントの後同じ場所でハカセさんに話を聞いていただいた。服部文祥さんもユーコンのレースについて熱心に聞いていたのが不思議な状況ではあった。

Q1.マイナス30℃でガソリンストーブのポンプはどのように持っているのか?ポンプカップやパッキンが凍る対策。
A1.シュラフとか何かでぐるぐる巻きにして荷物の中に入れる。

革パッキンにしたりではなくそのくらいで何とかなるもんなんだーと思った。シュラフのスタッフサックの中に入れようと思う。それか自分が現地でやった圧を抜いてポンプだけジップロックに入れてポケットの中。

Q2.睡眠をとるときどうやってもつま先が冷えると思うが何か対策をしているか?
A2.ナルゲンボトルにおしっこかお湯を入れてシュラフのつま先部分に入れると改善する。

必要に応じてなるべくお湯で対処します(笑)ナルゲンボトルは1つ用意しよう。

Q3.ソックスはどのようにしているか?汗で防水の内側が濡れる、そして外側から濡れることはないため防水の層を失くすか考え中。
A3.どこで濡れを止めるのか、水分を凍らせるのかを考える。ベイパーバリアを使い濡れを一部に限定する必要がある。

ベイパーバリアラップという考え方があり(海外ではベイパーバリアという商品が売られているらしい)汗でソックスやシューズを濡らしてしまうと保温性能が著しく落ちる。超低温では雪が解けず外から濡れることはないので汗をどうするのか考える。皮膚に近いところで防水をおこない、その外側にメリノウールなどで保温層を作る。すると足は蒸れて不快感はあるが保温はしっかりされるし一番下に履いているソックスを変えるだけで乾燥した状態を作ることができる。

私がこれまでのテストでやっていたことは一番外側に防水層を作っていたため内側に履いたメリノウールが濡れてしまっていた。これは超低温では間違いで(日本の湿った場所なら外から濡れるのできっとOK)シールシキンズやゴアソックスは内側に履くのがいいようだ。そして外側にメリノウール。そういえばジェームスもソックス・ビニール袋・ソックス・ビニール袋・ソックスと言っていたな。

そのため過去のレースで使ったぴったりサイズのシールスキンズやネオプレンソックスを役立てることができそう。もう相当装備にお金使っているので持っているもので実現できそうなのはよかった。皮膚は濡れるのでガーニーグーを使う感じになるかな。

あとウェアは中間層に毛足の長いウェアを入れると蒸発した汗は毛の先で氷になるので払うだけで氷を落とすことができるらしい。氷を付けたまま暖かい場所(チェックポイントなど)に入るとウェアが濡れてしまい、それを外に出た時に凍らせてしまうとウェアが使い物にならなくなるとのこと。自分の手持ちで毛足が長いのはパタゴニアR3かな。今のところ予備ウェア扱いだけどチェックポイント間の長い後半戦にデポしておくといいかもしれない。

シュラフについてもベイパーバリアの考え方でとにかく水分を吸わせないように注意するのがよいとのこと。レースまで残り時間は少ないけど自分なりのベイパーバリアラップを考えてみようと思う。
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なぜか砂漠にひかれサハラ・アタカマ・ゴビ・南極でおこなわれたレースに出場。これからも世界の絶景を見に行きたい。
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