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最終日を前に総合順位を確認しておこうとサイバーテントへ。するとなんと1日目の自分のタイムが間違えている!ステージ1はゴールしたときになぜかチップのチェックもパスポートへの記載も「ない」と言われて、ゴール後かなり経ってからチップのチェックが始まったのだが、どうやら自分のタイムはチップをチェックした時間になってしまっているらしい。同じ扱いになっていた小野さんのタイムは本当にゴールした時間になっているため基本的にはゴール時にスタッフが手書きで記録したタイムが使われているようだが・・・。自分の単語と身振り手振りのコミュニケーションではこの状況をスタッフに説明できないので、そのときの状況を知っている小野さんに言ってもらうことにした。しかしサマンサが見当たらなかったので、見つけたら・・・ということで。
そうこうしているうちにキャンプ地は灼熱地獄と化し始めていた。韓国のキムさんによると昨日キャンプ地の地面の温度は53℃だったとのこと。キムさんはリタイアしていてロングステージの間はスタッフと一緒にキャンプ地の設営をしていたらしい。つまりテントに横になっていると50℃オーバーの熱に焼かれることになるのだ。今日の食事はいつも通りカップラーメンを用意していたが固形物を食べる気にならない。幸いここまで、おしるこ、コーンスープといった飲むだけのものが予定よりも多めに残っていたので助かった。午後の危険な気温になる前にお土産の砂を取りに出かけた。キャンプ地近くの風紋のある砂地で採取。砂に貝のかけらのような白いものがたくさん混ざっている砂だ。
小野さんがメディカルにマメを見てもらいに行ったら腫れている部分が感染症になっていて足指の先から入った菌が足の甲を通りだんだん上に上がってきているらしい(腫れが上がってきている)。膝まで来ると終了?らしく小野さんは「ここまで来たらやばいってラインに線を書く」と言って油性マジックを探していた。(怖すぎ・・・)とりあえずメディカルの医師に抗生物質をもらって一安心なようではあるが。
テントの中で水を少しずつ体につけながら「ボー」っとしていた。レースの記録を書くなどやりたいことはあるのだが何もやる気が起きない。日本語が少しできるアレックスがときどき「ダイジョウブ?」と言っている。美絵さんは「レースに来てこんなに帰りたいと思ったの初めてだよー」と言っている。砂漠6回目にして初めて思うってよほどなんだなと思い「今回が今まで経験した中で一番暑いですか?」と聞いたら暑さという意味では2番目らしい。テントにいても体力が奪われるだけなので思い切って外へ出る。キャンプ地中央には屋根が作られ選手の休憩場所になっていた。外にいたほうがわずかでも風が吹けば風に当たれるからいいかもしれない。休憩場所に行くと小野さんと栗原くん他にもたくさんの選手達。近くで現地スタッフがお湯を作る係をしているのだがそこから水をもらっていた。ここにいればテントにいるよりも水をたくさん使えそう。ここでも選手達はだらーっと横になり水のペットボトルが散乱している。宴会のあと酔いつぶれた人達が倒れているようにも見える。
珍しく?ユーさんが真剣な面持ちで話しかけてくる。「上を目指すなら装備を変えるべき」と。ユーさんは食事もザックもそれではだめだと言い、ザックは20~25リットルに、メーカーはRaidLightかSalomonに、食事はパウダーを水で溶かしてエネルギーを摂るものに変えるようにと言う。もちろんそういう世界があることは知っている上で「自分の目標はなるべく安全に完走することだからあえて登山スタイルである」ことをユーさんに伝える。しかしユーさんは「総合順位で小野さんに負けていて悔しくないのか?」と(ユーさんは成績が誤っていることをこの時点では知らない)。本当に他の日本人選手に負けたとしても自分の力が出せていれば悔しくはないと思うが黙ってしまう。ユーさんは「これはマラソンじゃない。まずはギアをきちんとしなければだめ」と言った。
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