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ユーコンの装備チェックでNGくらったNANGAのシュラフに変わる新しいシュラフがドイツから届いた。ユーコンの主催者が推奨しているCARINTHIAというメーカーの最上位モデル。関税含めて135000円ほど。NANGAのシュラフも最上位モデルにダウン100g追加して120000円ほどだったからざっくり言えば同じくらいの金額。

カタログスペックは以下の通り。

■CARINTHIA D1200X
重さ 1900g, Comfort rating: -27.3℃, Lower limit rating: -37.8℃,  Extreme rating: -65.2℃(EN13537)

■NANGA オーロラ900SPDX(860FP)(ダウン100g増量)
重さ 1650g, 快適使用温度 -27℃ / 使用可能限界温度 -45℃(EN13537)温度はダウン増量前のスペック

どちらもEN13537でテストされていて快適使用温度はマイナス27度なのに一方は装備チェックNGで一方は推奨装備ってEN13537の意味ないだろ?と思わずにはいられないが、たしかに2つのシュラフに交互に入ってみると、CARINTHIAのほうが圧倒的なふかふか感。ダウン量の差は200g、総重量の差は250gだがCARINTHIAのほうがサイズが大きい。シュラフの生地はNANGAのほうがしっかりしていて重そう。NANGAのほうはシュラフカバー不要で使える仕様になっているからかな。

NANGAもマイナス35度(テント内マイナス25度)でキャンプできているので性能は問題なく両者は微妙な差でしかないような気もするが、ふかふか感の違いは確かなので装備チェックのある極地レースではCARINTHIAでいくしかない。あとは快適温度は同じくらいだけど限界温度がだいぶ違うのはなんでだろう。個人的なエクスペディション(やる機会があればだけど)ならNANGAのほうが多少でも軽量で雑な扱いに耐えられそうなのでこちらがいいかも。

(以下引用)
※EN13537 (European Norm)
快適温度 (comfort)
一般的な女性(25歳/60kg/160cm)が快適に寝ることができる温度域です。
初心者ユーザーも快適に寝ることができます。

下限温度 (Lower)
一般的な男性(25歳/70kg/173cm)がシュラフの中で丸くなり、快適に寝ることができる温度域です。
経験豊富なユーザーは、衣服や他の要素により最適な防寒性を得ることができます。

極限温度 (extreme)
一般的な成人女性が6時間耐えられる等級です。健康上の問題が発生する危険があります。
極限の温度範囲であることをユーザーに警告するラベルです。
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なぜか砂漠にひかれサハラ・アタカマ・ゴビ・南極でおこなわれたレースに出場。これからも世界の絶景を見に行きたい。
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