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ツールド美ヶ原に出場。自転車のヒルクライムレースのMTBの部。ツールド美ヶ原は「最強激坂」と称されヒルクライムレースの中でも過酷として知られているらしい。コースプロフィールは距離21.6km、標高差1270m。このレースは2004年に街乗りクロスバイクで出場して1時間58分37秒だったので、少なくともそれよりは早くフィニッシュするのが目標。というかそのときより速いのはあたりまえなので1時間50分くらいでフィニッシュしたいなと思っている。
先頭のチャンピオンの部は7時30分スタートだが、年齢別車種別に分けられたたくさんの部門が3分おきくらいにスタートしていく。私のMTBの部は最後のほう8時26分スタート。そのため時間に余裕があり会場をぶらぶらする。すると私と同じバイクジャージを着ている人を見つけた。私のはアルゼンチンのパタゴニアで買った、南アメリカ大陸と恐竜のデザインに「Patagonia Argentina」と書かれているレア?なもの。実はネットか何かで買えるのかと思い「同じウェアですね」と話しかけてみた。するとその人も去年パタゴニアに旅行に行ったときにカラファテで買ったという。ウシュアイアからカラファテに行ったらしく時期もルートも私と同じ。バイクジャージもおそらく同じ店で買ったと思われるという奇跡の出会いがあった。
レースは序盤から妥協なく漕ぎまくる。体力は万全ではないけれど気持ちで負けないように。最強激坂はスタート直後、浅間温泉からの登りでいきなりやってくる。前のグループのロードレーサーの後方グループの人が登る推進力が足りず立ちごけしていたり押して歩いていたりする。私は一番軽いギアで登っていくが激坂の後半には3分後ろからスタートしたジュニア(小学生)のロードレーサーに軽々と抜かされていく。その一方で前にスタートしたロードレーサーや最初のスタートダッシュで前に出た同じMTBの部の選手を抜かしていけるので自分がそんなに遅いわけでもなさそうだ。
いつまでも続く登り坂の中でも時々傾斜が緩くなったりライン取りによっては一時的に平坦になる場所もある。少しでもタイムを削ろうと思い、そういう場所ではすぐにギアを少し重くして加速する。しかし残りの距離と目標タイムを見比べられるくらいにレースの終盤になってもなかなかフィニッシュが近づかない。けっきょく以前のタイムをわずか1分40秒上回るだけの1時間56分57秒でフィニッシュ。以前の自分が思ったよりもよくがんばっていたのか、今の自分が思っている以上に体力が落ちているのか。
でも少なくとも妥協なく漕ぎきった満足感はあった。いつもと違う世界に踏み込んでみるというのは楽しいものだった。また来年やっちゃおうかな(笑)
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